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寺と檀信徒

私たちを取り巻く環境は時の流れとともに、大きく変わってきました。交通手段の発達や通信網の整備によって、距離が縮められ、コンピュータの高速化や情報の集中化などで、時間も縮められました。技術の進歩や輸送手段の改善によって私たちの毎日の生活も大きく変わってきています。科学や技術の進歩はさまざまな点で生活環境を変えました。

ですが、私たち人間自身はどうでしょう。着るものや、食べるものや、見るものなどが変わっても、人間そのものはそれこそ全く変わっていません。むしろ、便利さが人間本来の感覚を麻痺されたり、あるいは忙しい社会が、私たちから余裕を取り上げてしまったりしただけではないでしょうか。同時に技術の進歩が自然や生態系を破壊しています。

こうした中であなたにとって、いま一番必要なことは何でしょうか。そうです、こころの安らぎであり、自分自身のことを見つめ直すことではないでしょうか。人生の目標や、生や死、社会の中での自分の役割など、まず自分自身を見つめ直すことで、家族や社会に対しての関係が見えてくるのではないでしょうか。文化や文明が進歩すればするほど、人は本来のあるべき自分を忘れやすいものです。

こうした自分自身のことや、生や死を考えるのにふさわしい所、それがお寺です。お寺は死んだら行く所と思っている方が多いかもしれません。ですが、お寺とは生きているうちに行ってこそ役立つものと、認識を新たにしてください。

お寺はお墓参りや法事や葬儀など、先祖の供養や、弔事の大切な儀式を行う所ではありますが、実はみなさんの気持ちの持ち方次第、利用の仕方次第では、さらに便利な空間になるのがお寺なのです。幸いみなさんにはお寺があります。どんどん利用してこそ、お寺にとって良い檀家であり、よい信徒になるということを忘れないでいてください。そして同時に檀家や信徒であるには、それなりの自覚や知識も必要です。そこでこの章では檀信徒の心得をお話しいたします。

知っているようで、知らなかったこと、間違えて覚えやすいことなどをもう一度見直してみましょう。