
ご自分のお寺のことを檀那寺(だんなでら)と呼ぶこともあります。この“檀那”も梵語の音訳で、布施を意味します。ですから、檀那寺とは布施で成り立っているお寺のことをいいます。その布施する家のことを檀家といいます。つまり、法を説いたり、先祖の供養をする(これを法施といいます)一方、お寺の経済的基盤を檀家の財施に依っているお寺です。すなわち双方が、法施、財施の布施をしあっているのです。
現在、浄土宗には約七千のお寺があります。この多くが檀家や信徒に支えられています。阿弥陀さまに仕える住職や寺族とよばれる住職の家族が、こころのやすらぎを与え、お墓を守り、供養をし、檀家や信徒はそれを支える。これがいまの時代の一般的なお寺のかたちです。