浄土宗 浄土宗暦 今月の言葉
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2006年 1月

The more we dream , the more we gain

 夢は大きく! 夢って何でしょう? それは大切な願いや希望のことです。
 浄土宗のご本尊・阿弥陀さまという仏さまは、はるか昔、ご修行時代に「超世(ちょうせ)の願(がん)」というお誓いをたてられたことが知られています。(『仏説無量経四誓偈寿経 四誓偈』より)
 この「超世の願」とは、「全ての世間において、多くの仏さまが未だ果たしたことのない人々の救済を、私が実現したいという願い」のことで、それは阿弥陀さまが抱かれた大きな夢でした。阿弥陀さまはその願いの中に、易しいお念仏による万人救済の手立てと、自らが必ず極楽浄土への導き手となることを誓われ、その夢を実現した大いなる仏さまです。
 生命保険の会社が毎年、全国の子どもを対象に実施している「大人になったらなりたいもの」アンケート調査の結果によると、男の子では「野球選手」と「サッカー選手」が根強い人気で、あこがれの職業としてほぼ毎回一位争いをくり広げ、女の子では「食べ物屋さん」が数年連続で堂々の1位をキープしているとの結果がまとめられています。
 小さな子どもたちにも、将来を想って答えられる夢は、その時々にちゃんとあるということです。
 私も小学1年生の時、学級文集の中の「将来なりたい職業」という欄に、「おぼうさん」とひらがなで書いてあったことを思い出します。しかし、小学2年生の文集に「コックさん」と書いていたことも憶えています。なぜ…?
 さて、結局「おぼうさん」になることを果たした私ですが、人にはきっと夢がたくさんあってよいのでしょう。
 人は生き続ける限り、その時々の夢を抱いて幸せを願うものです。夢や希望に終わりなんてありません。だから夢は膨らむもので、大きく育てるものなのです。
 私たちが送るお念仏の生活も、いってみれば、阿弥陀さまのお浄土にまで続く大きな夢追いの生活です。
 「超世の願」を実現した阿弥陀さまの、今の夢(願い)は、私たちがとなえるお念仏の声にあります。
 夢は大きく! 広げつなげてお念仏の生活を!

(大阪府泉佐野市・淨蓮寺 原 千章)
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