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今月の言葉

2014年 1月
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―Let us nurture purity of heart.―

   心をはぐくむという言葉から、何を思い浮かべるでしょうか。
   私は教え子の顔が浮かびます。日頃教壇に立ち、生徒たちと向き合う日々ですが、彼らが卒業し、人生のふとした折りに「あの時先生があんな話をしてくれたなぁ」と思い起こしてくれればという気持ちで授業を行っています。
   生徒を観察している中で、彼らは、教師の仕草や言葉遣いの物真似を得意とすることを知りました。「子は親の鏡」と言いますが、生徒を前に自分の言動を正していかなくてはと反省を重ねています。
   教壇に立つと、あれもこれもと伝えたい欲にかられます。しかし大切なのは教師の満足ではなく、生徒の関心、理解がどうであったかと、相手の立場に立つことであるように思います。
   教師になって2年目、どうすれば理解してくれるのか、悪戦苦闘の毎日ですが、理解させようと思っても空回りするばかりです。生徒にとって、そこが知りたいと知的欲求を掻きたてる話であれば、向こうから身を乗り出して聞いてくれるのです。
   人は、自分にとって好きなこと、関心があること、やりたいことがあれば、進んで知識を得、努力も惜しまず、辛くとも情熱を傾けていくことができます。そういうひたむきな心が、人を美しく清らかな心とさせるのです。嫌々押し付けられ、強いられることでは、心は素直になれず、歪んでしまいます。いつも思うことは、自分が好きになれることを見つけて欲しいということです。さらに、子どもたちの芽を伸ばすには、時に褒め、時に叱ることも必要です。
   植物が大地にしっかりと根を張るためには、その土壌を肥やし、種をまき、太陽の光に当たることが必要なように、人の成長にも、「関心」や「意欲」という種と、「日々の努力」、そして、成長を見守ってくれる存在が欠かせないのだと思います。
   私自身の学生生活を振り返っても、特に心に残っているのは、一生懸命打ち込んだオーケストラ部の顧問の先生が、部員に、「あの狂ったように弾きまくっている平間を見習え!」と檄を飛ばしたことです。嬉しさと同時に、誰かの目標になれる自分であったか(そんな、演奏ができていたか)という気恥ずかしさで胸がいっぱいになったことが、いまでも忘れられずにいます。
   私が一生懸命になれたのも、先生のこの「ひとこと」が契機でありました。
   私も、誰かにそんな一言を掛けられたら・・・。そのような存在になれるように、日々を過ごしていきたいです。

 
(茨城県古河市 正定寺 平間理俊)
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