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今月の言葉

2016年 1月
未来は 今の積み重ね   << 前月 + 次月 >>

―The future is made up of many present moments.
Taking care of the present will make this a good year.―

 私たち一人ひとりが「今日」という日を迎えています。当たり前のように思われますが〝今〟という時を迎えられていることは、とても貴重であり、誠に有り難いことなのです。
 諸々の事象は常に変化しており(諸行無常)、良くも悪くも〝今〟の状態を留めておくことは不可能であるこの世界において、「明日」という保障はありません。にもかかわらず、私たちは「また明日があるさ」と決めつけ、いたずらに時を過ごしているのではないでしょうか。
 私も経験がありますが、今やっておけばよいことをつい「まだ時間がある」と怠けて後回しにしてしまい、大変な思いをしたことがあります。「あの時やっておけばよかったなぁ~」と後悔をしても遅いのです。
 迎えることができた〝今〟は「因果応報(いんがおうほう)」という言葉の通り、自らの原因によって生じた結果です。善い行いは善い結果となり、悪い行いは悪い結果を招くことを忘れかけているように思います。「今さえ、私さえ良ければいい」という我を捨てて、何事も「おかげさま」と思いながら過ごすことが「心の免疫力」を高め、幸せな未来へとつながるのではないでしょうか。
 宗祖法然上人がお詠みになられたお歌に「露の身は ここかしこにて 消えぬとも 心は同じ 花のうてなぞ」とあります。
 私たちのこの世においての命は朝露の如く儚く、いつ消えてしまうかわからないものです。しかし、お念仏を申すことで常に阿弥陀さまに見守られていることに気づき、私らしく生きる力が湧いてきて、この命を精一杯輝かせることができるのです。そしてこの世での役目を終えた後には阿弥陀さまがおられる極楽浄土へ往って、菩薩として生きることが出来ます。これを往生といいますが、素晴らしい「来世」という未来が約束されているにもかかわらず、お念仏を申さずに〝今〟を無駄に過ごしているのではないでしょうか。
 〝今〟をどう生かすかによって、〝未来〟は良くも、悪くもなります。
 未来において「あの時こうしておけば良かった…」という後悔をするとしたらそれは、〝今〟という時を生かすことが出来なかった結果です。
 あなたには、あなたにしか成し遂げることができないお役目があります。〝今〟しかできないことを大切にし、あなたらしく光輝いて〝今〟を〝未来〟へと生かして、幸せを感じていただきたいと思います。

 
(長野県上田市 正念寺 奥寺浩司)
  未来は 今の積み重ね
     
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