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2016年 12月
生きることのむずかしさ ありがたさ   << 前月

―Looking back, remember that, though sometimes hard,
life is wonderful.―

 今年は、師僧である父の13回忌に当たる年でした。父は64歳という年齢で浄土に居を移したのですが、平均寿命からするとまだ若く、残された私たちも、まさかと思う出来事でした。同時に、死ということについて改めて考えさせられもしました。
 死といえば、以前あるお坊さんが、法話の席でお檀家さんに尋ねていたことを思い出します。
 「皆さんは、何歳まで生きますか。60歳ですか。70歳ですか。80歳ですか。それよりももっとですか」
 お檀家さんは答えられません。何歳まで生きるかなんて分からないからです。そこでお坊さんが、また質問をします。
 「皆さんは、何歳まで生きたいと思いますか」  これなら、答えられます。80歳とか90歳と答えていた方が、その時は多かったようです。
 さらに続けて質問をします。
 「では、最期、どんな死を迎えたいですか」
 お檀家さんは考えこみます。その時、あるお檀家さんが「ピンピンコロリ」と答えていました。そのお檀家さんいわく、ある程度の年になったら、寝たきりにならないで、そして、苦しむことなく、誰にも迷惑をかけないで死んでいきたいとのことでした。
 「阿弥陀仏と 十声となえて まどろまん ながきねむりに なりもこそすれ」という法然上人のお歌があります。夜眠りについたら、それがそのまま永遠の眠りにならないとも限らないのだから、お十念をしてから眠りましょう、というものです。
 この世は無常です。いつ死ぬか、どのように死を迎えるかはわかりませんが、必ず人は死を迎えます。しかし、阿弥陀さまを信じて、お念仏をおとなえする人は最期、命終わるときには阿弥陀さまが迎えに来られて、必ず極楽浄土に連れていってくださいます。死を迎えるにあたり、これほど心強い、あり難いことはないのではないでしょうか。
 私たちはこの世で、死しかり、老いることしかり、病しかり、人間関係しかり、自分の都合のいいようにはなかなかいきません。しかし、どんな時も阿弥陀さまを信じ、お念仏をおとなえしていきたいものです。
 今年もいよいよ残りわずかになってまいりました。一年を振り返り、また年も改まりますが、お念仏をとなえ、日々を過ごしてまいりましょう。

 
(埼玉県久喜市 浄信寺 石田浩臣)


  生きることのむずかしさ ありがたさ
     
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