
浄土門主 伊藤 唯眞
阿弥陀仏の慈光のもと、爽やかな新春をお迎えになられましたことと存じ、心よりお慶び申し上げます。
法然上人八百年大遠忌を本年にお迎えするにあたり、法然上人のお言葉に「現世をすぐべきようは、念仏の申されんかたによりてすぐべし」と仰せられておられます。このことは、禅勝房が上人にお尋ねられた時の、お言葉です。今を過ごすには念仏が称えられるように暮らすのである。「仏の御心にて摂取してくださることを信じ、極楽往生を願ってお念仏を称え、そのためには自身の命を大切にして長生きをすることは、往生のための助けとなる」と助言され、禅勝房は阿弥陀仏の本願を信じ、念仏を称えれば極楽往生ができるという信心を固められたのでした。
自らの心を安らかにして念仏を称え、阿弥陀仏の本願を深く信じ、極楽往生を願うことなのです。私たちは今日まで生かされてきたことを感謝し、また死を迎えるまでの生をより意義深くするために、念仏のうちに充実した日々でありたいと思うのであります。
合 掌
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