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浄土門主伊藤唯眞猊下新年の挨拶(映像)

年頭の御挨拶

浄土門主 伊藤 唯眞

皆様におかれましては、阿弥陀佛の慈光のもと、新春をお迎えになられましたこととお慶び申し上げます。

仏教では、生と死とを断絶したものとは考えずに、連続したものとします。生死(しょうじ)は一貫し、今生と後世がつながっているとするのが仏教の立場であり、その大いなる転換が念仏往生で果たされるとするのが浄土教です。この世での死は後の世の永生と結ばれています。

いけらば念仏の功つもり、しなば浄土へまいりなん。とてもかくても、この身にはおもひわづらふ事ぞなきと思ぬれば、死生(ししょう)ともわづらひなし。

弥陀の救いを信じて念仏すれば、この世ではその功徳が積もり、命が尽きたなら浄土へ往生することは疑いのないところだ。煎じつめれば、生きている時も、死んでからのことも何の思い悩むことがあろうか。このように思い定めることが肝腎で、ただ一途に念仏を称えるならば、この世と後世への煩いなど無くなるであろう。生きる苦労や迷い、死への怖れなどにもとらわれることは無い。といったような意味です。

年頭に当たって、法然上人のこの御法語をよく味わい、今後もこのような心境ですごしたいものです。

合 掌

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