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浄土宗の法話【2012年12月15日】

道

    「道」にはさまざまなものがある。大きな道に細い道、山道、坂道、けもの道等々。

    しかし、どの「道」もありがたいものである。それは、そこを通れば必ず目的地に向かって進むことができるからである。しかし、「道」がなければその先にどんなにすばらしい目的地があろうとも、行きたくても行くことができない。たとえば、大雨で一たび土砂崩れなどが起きれば「道」が寸断されてしまい、その先の村は陸の孤島と化してしまう。「道」があるのとないのではおお違いである。

    さて、800年前、法然上人は愚かな我々凡夫のために、はじめて西方極楽浄土への「道」をつけて下さった。しかし、どんな「道」でもはじめてそこに道をつけるというのは並大抵のことではない。草を刈り、地面をならし、崩れないように、また、後から来る者の危険のないように。しかも、間違いのない目的地に確実に着けるようにしなければいけない。当時、法然上人は比叡山の黒谷青龍寺で実に過酷な環境の元、報恩蔵という経蔵に24歳から43歳まで足掛け20年、夜に日をついで眼光紙背がんこうしはいに徹するほど、『一切経』5048巻を5度までもお読みになり、はじめてたどり着いたみ教え=「道」である。そのご苦労を思うと誠にありがたく、この上もないことである。

    もし、この世に法然上人がお出まし下さらなかったならば、私どもは六道のちまたを、また迷いに迷うことは間違いない。さらに、どんなにお浄土に行きたくても、我々凡夫は行けないのである。なぜならば、我々のような者がお浄土を目指して歩める「道」がなかったからである。

    しかし、今、ありがたいことにこの法然上人がつけて下さった「道」がある。800年の間、閉ざされることなく多くの者が歩んできた「道」。それは、どんなものでも楽々と歩むことができる大きな大きな「道」である。また、先に分かれ道があれば迷うこともあるだろうが、この道は一本道なのだ。ただひたすらに阿弥陀様を信じて、迷わずにお念仏さえ申していけば自然とお浄土に行けるのだ。

    このことを喜んで、お浄土へと続く「お念仏の道」をともどもに歩んでいこうではありませんか。

合掌

大阪府岸和田市 正覚寺 阪口 祐彦