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浄土宗の法話【2013年4月1日】

れんげ草

   4月・5月になると田畑や野原にたくさんの「れんげ草」がいちめんと咲き、お花のじゅうたんのようになります。「れんげ草」は、マメ科の花で、くきは根もとでえだ分かれし、地面をはうように伸びて、10cm~40cmほどに広がって生えています。

   もとは中国の原産でした。今から700年ほど前、日本の各地に水田が作られ米作りが盛んになってきたころに、田の肥料として伝えられた草花です。

   米作りのできる村では、稲刈りを終えたころ、お百姓さんたちは田にれんげ草の種をまきました。その後、冬の間に牛を使って何度か田を耕し、春になるといっせいにれんげ草の花を咲かせました。そして、5月から6月ごろに田に水が入れられ田植えとなりました。

   このようにれんげ草は水田の土とまざって米作りになくてはならない草花となりました。

   日本へ伝えられたれんげ草は、その後、より良いお米を作るために肥料となり、そのおかげで、美味しさと栄養価では世界一のお米となりました。

   さらに、もうひとつのお話があります。

   れんげ草の花へは、ミツバチが花の蜜を求めてたくさん飛んできます。そのときに不思議なことがおこります。ミツバチが蓮華の花にとまると、外側の花弁がぐっとさがり、中からおしべがとび出して、花粉がミツバチの腹につくしくみになっています。

   腹に花粉のついたミツバチはほかの花へ蜜を求めて飛び移り、その時、めしべに花粉をつけて次の花へと飛び移っていきます。

   それによって、れんげ草は受粉することになりました。れんげ草は、ミツバチに蜜をあげるかわりに、ミツバチは受粉を手伝うのです。お互いにゆずりあい、ささえあい、あたえあい、共に生きているのです。

      ものがあればものを、ちからがあればちからを
      ちしきがあればちしきを、みんなにあたえよう
      なければ 自分のなかにそだててあたえよう
      花はうつくしさをおしまず
      小鳥は たのしい歌をおしまない
      だれにでもあたえている
      あたえるとき 人は ゆたかになり
      おしむとき いのちは まずしくなる
      よろこんで あたえる人間となろう
                                                (全国青少年教化協議会・資料より)

   この詩は、お釈迦さまが大自然のゆたかな大調和の世界に入られ、その真実と感動を説いてくださったことばから書かれた詩です。

   私たちも大自然の生き方に学び、「あたえるとき 人は ゆたかになる」という、真実の実践に努めましょう。どのような、ささやかなことでもお念仏とともに。

合掌

奈良県吉野郡 佛眼寺 勝部 正雄