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浄土宗の法話【2013年9月1日】

偉大で素晴らしい

   日進月歩の文明の発達で、わたしたち身の回りには随分便利な機器が次々と登場しています。そんな中、これはどのように使えばよいのか戸惑いを感じることがあります。

   たとえば、どこででも通話が出来る携帯電話。つい最近までボタンを押して会話していたものが、今では指で画面をスライドして操作し、いろいろな情報を得ることが出来るスマートフォンが主流になりつつあります。乗り物や町なかで多くの人が操作していて、時には、あまりにも没頭していて危険を心配する場面にも出会います。

   現在のものすら機能を十分に使い切れないことに、二の足を踏んで機種を取り替える決心がつきません。以前は説明書を読んで使いこなせたものが、歳を経るにしたがって理解ができなくなったり、文字が小さくて読むことをあきらめてしまうことも多くなってきました。加齢は、視力をはじめとしてあらゆる身体能力や気力などの精神能力を低下させてきます。

   テレビのコマーシャルでは、健康にかかわる機器や食品などがさかんに宣伝されています。画面では利用者の好評の声が登場していますが、隅の方に「個人の感想であり、効能や効果を示すものではありません」と小さな文字で表示されているのを見ると、もっと誰もが効果の得られるようなものはないのかと、ついついグチをもらしてしまいます。

   以前、お寺の門前に「百人中二・三人が使えるもの、使う人が偉い。百人中百人が使えるもの、つくった人が偉い。どちらが素晴らしいことか」と掲示されていたのを思い出します。たしかに特定の人しか使いこなせないものを操れる人は素晴らしいと感心します。

   けれども、老若男女誰にでも簡単に使うことの出来るもの。すべての人がその恩恵効果をえられるものを創造した方は、もっと素晴らしいといえましょう。

   阿弥陀佛は、ただ『南無阿弥陀仏』とお念仏を称えた者を、苦しみの世界から救い、必ず『極楽浄土』に迎えるという、誰もが行えるたやすい方途を私たちにお示しくださいました。百人中百人が救われる教え。なんと偉大で素晴らしいことでしょうか。

北海道 礼文島 天龍寺 松岡玄龍