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浄土宗の法話【2013年10月15日】

一歩一歩前に

   厳しい暑さが続いた夏も終わりを告げ、日増しに秋の深まりを感じる心地よい季節となりました。
   秋と言えば、食欲の秋、行楽の秋、紅葉の秋、スポーツの秋など・・・。その中でも、最近は健康志向の高まりもあり、スポーツをする方が増えてきているのではないでしょうか。そしてそのスポーツの中でも比較的容易なのがランニングです。
   ランニングを続けていると、気分がよくなり、いつまでも走り続けられるような陶酔感を味わうことが出来るといいます。
   単調なリズムと呼吸の繰り返し。そして、一生懸命に走っていると自然に頭のもやもやが晴れてきて、気分を高めてくれるようです。
   しかし、このランニングも日々続けていかなければ、健康維持は出来ないことでしょう。
   「怠らず いかば千里の 果ても見ん 
            牛の歩みの よしおそくとも」
   牛のように一歩一歩の歩みは遅くても、怠りなく進めば千里という遠いところへも行くことが出来るように、何より続けていくことが大切です。
   お念仏もまさしくその通り。法然上人は、『一枚起請文』の中で「ただ一向に念仏すべし」、『一紙小消息』の中で「無間に修すべし」と、怠りがち、怠けがち、忘れがちな私たちであるからこそ、絶え間なく申してゆけとお示し下さっています。
   また、お念仏を怠りなく申したならば、日々においては、私たちの心を高めていただき、お守りいただき、命終わる時には、阿弥陀さまの西方極楽浄土へと往き生まれさせていただけるのです。
   東京芝の大本山増上寺のご法主でおられた藤堂恭俊台下は、「この世に肉体があるうちは、お念仏の利益がないかというと、そうではない。たとえば新幹線で京都から東京へ行くのと同じで、東京は目的地だけど、途中琵琶湖もみえる、浜名湖も通る、富士山の景色も楽しめる、そのような目的地外のご利益があるのです。」と仰っております。
   日々お念仏に励むことによって、目的地(極楽浄土)に行き着くことが出来るのはもちろん、それだけではなく、それ以外に、目的地までの色々な景色を楽しむことが出来るように、この世においては、必ず阿弥陀さまのみ光に包まれ、慈風にふれて、私たちの心もお育ていただき、深められ、尊く、輝きをもって歩ませていただけるのです。
   一歩一歩、歩みを進めるがごとく、お念仏を日々称えて参りましょう。

南無阿弥陀仏

合掌

北海道小樽市 浄土寺 長尾晃行