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浄土宗の法話【2013年11月1日】

いただいた命を大切に

      「人のこの世はながくして
      かわらぬ春とおもいしに
      無常の風はへだてなく
      はかなき夢となりにけり
      南無阿弥陀仏 阿弥陀仏
         南無阿弥陀仏 阿弥陀仏」

   上記は浄土宗でお唱えする「光明摂取和讃」の一節ですが、見事に人生の無常を言い表わしています。
   先日私は、今春中学校の教員を定年退職された檀家さんから、高等学校を卒業して間もない19才の若さで亡くなられた教え子さんの「突然死」の話を聞かされました。
   その少年は、中学・高校時代に陸上競技の短距離で県の代表選手としてブロック大会や全国大会にも出場経験のある有能なスポーツ少年だったそうです。その彼が、亡くなる前日の夕方、学校時代の友人と会って楽しそうに談笑して再会を約束して別れたその翌日に突然「死」に見舞われるなどとは誰もが予期できないことですが、それが紛れもない現実でした。

   「書」を愛し、多くの歌を遺(のこ)し、無邪気で素直な子ども等(ら)との交わりを楽しみながら、その生涯を質素な生活に徹した越後の名僧良寛和尚に次のような歌があります。

   「今日(きょう)別れ明日(あす)は会ふ身と思へども
         ままにならぬは命なりけり」

   先程ご紹介いたしました19才の少年の突然死のように、正に生き物の命が己れの意のままにはならないことを自覚していただき、折角縁あって人間として生まれさせていただいた「命」を大切にして、限りある人生を全(まっと)うできますようにお念仏の生活に励もうではありませんか。
   禅僧として学ばれた良寛和尚も、その晩年は法然上人が万民救済を願ってお示しくださいましたお念仏に帰依されて、

   「良寛に辞世あるかと人問(と)はば
         南無阿弥陀仏と言ふと答へよ」

   という短歌を一首遺(のこ)しておられます。
   どうぞ阿弥陀さまのお慈悲と法然さまのお心を信じて、声に出して真ごころを込めてお念仏をお唱えくださいませ。

至心合掌  同唱十念

新潟県上越市 光明寺 鈴木光徹