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浄土宗の法話【2015年01月15日】

バトンタッチ

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年も多くの方々に笑顔でお会い出来ますように、日々お念仏と共に安らかに過ごしてまいりたいものです。
「いつでも、どこでも、だれでも」
そんなお念仏のある生活には「安心」(あんしん)というものが生まれます。
なぜなら阿弥陀様に全てをお任せしているのだから。
そして、安心があると心にゆとりや余裕が生まれるものです。
すると笑顔も出るというものでしょう。

さて、そのお念仏が次世代にどうバトンタッチされていくのか?
現在の諸々の事象をみればはたしてしっかりと受け継がれているのか甚だ疑問であり、心配でもあります。
今の時代にふさわしい伝え方でもって次世代に安心のおおもとであるお念仏を伝える事。大切な時が来ているように感じるのは私だけではないでしょう。
昨年伺いましたあるお寺で、紙芝居、人形芝居を、沢山の子ども達の前で上演致しました。
はじまる冒頭、集まったみんなで一緒に「十回のお念仏、南無阿弥陀佛で始めましょう!」と共に手を合わせました。素直に手を合わせる子、笑っている子、照れる子、あっち向いている子、むすっとしている子、様々な子ども達の様子が見られました。
その中にいたとある男の子が、帰宅後一緒にお寺に来ていたおばあちゃんに向かって「お念仏は十回言うもんなんやで!」と、どうだと言わんばかりに自慢げに話したそうです。それまでおばあさんから、この男の子に対して事有るごとに手を合わせろだの、仏壇の前に座れだのと口酸っぱく言っていたそうですが、一向に言う事を聞いたためしが無かったという事。そのおばあさんから「あんなに言うても聞かなかった子が帰って来るなり一緒に仏壇の前に座り、手を合わせて十回言うなんて自慢したのでもうびっくり!」と喜びの声でご連絡を頂きました。
こちらが真剣に体で表して伝えれば、その姿を見、言葉を聞いて、彼ら次世代の心へ届くと確信出来た出会いが心を暖かくしてくれました。

きっとそんなに難しくはないのでしょう。
まずは自分がしっかりと心を据えて手を合わせ、その姿を次世代にしっかりと見てもらう。きっと彼らはそんな姿を心でとらえ、共に手を合わせ、大きな安心(あんしん)のある中で大きく育ってくれると思うのです。
そして又、次世代へ‥。
「いつでも、どこでも、だれでも」
まずは私から‥。

南無阿弥陀仏

滋賀教区 浄観寺 山添真寛