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浄土宗の法話【2015年09月15日】

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『善いこと』『悪いこと』

 「お寺ってどんな所?」「お坊さんってどんな人?」  近所の小学生が地域めぐりでお寺を尋ねられた際に、必ず聞かれる質問です。 そういう時に『悪いことをしてはいけない。善いことをしましょう』と、白居易(はくきょい)の逸話で有名な七仏通誡偈(しちぶつつうかいげ)の御文を言うようにしています。
 「白居易は道林禅師という禅僧に「仏教の真髄とは何でしょうか」と問いました。すると禅師は「悪いことを行わず。善いことを進んですることだ」と答えました。 白居易は「そんなこと3歳の子供でもわかっている」と反論するも、禅師に「3歳の子供でもわかるが、80歳の老人でも実行することは難しい」と、さとされてしまったという伝説です。
 子どもたちは「そんなの当たり前だ」と言いたげに白居易と同じ目で私を見つめます。  『悪いこと』は何時の時代でもあまり変わりませんが『善いこと』は時代・場所・相手によって同じ行動でも変わってゆきます。褒められようと頑張って善いことをしたつもりが逆に怒られてしまった経験がある人も多いでしょう。けれども場所や時代や相手にとらわれない『善いこと』は必ずあります。
アンパンマンをご存知でしょうか。アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんは中国で戦争を経験されました。ご飯が食べられないひもじい思い、仲間だと思っていた中国軍からの攻撃。そういった体験からやなせたかしさんは『善いこと』を行うヒーローとして、正義の味方であるアンパンマンを生み出しました。彼の使命は敵を倒すことではなく、お腹の空いた人に食べ物を分け与えることです。
また、私達が身近に出来る善い行いとして、元気に毎日をすごすこと・学校で勉強を学ぶこと・友達と仲良く遊ぶこと。そして、先に仏様の国に往かれた人のことを思って阿弥陀様に手を合わせお念仏を申すこと、これこそ時代や人に左右されない、変わらない『善いことの中でも、もっとも善いこと・最善の行』です。
 浄土宗を開かれた法然上人も「ただひたすらに念仏すべし」とおっしゃられています。 難しい事は一切ありません。まずはただただ手を合わせて南無阿弥陀仏とお唱えするだけです。いつでも・どこでも・だれにでも行える大変ありがたい『善いこと』です。
 最後には十遍のお念仏をお称えして子どもたちは地域めぐりに参ります。
どうぞ皆さんもぜひともお念仏の生活をお送りください。

南無阿弥陀仏

愛媛教区松山組 誓重寺 棟久 晴雲