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浄土宗の法話【2016年2月15日】

「おまかせします」のお念仏

 「すべてをまかせる」
 一見、何の責任もない言葉のようで、しかしそこには大きな意味があります。
 私は副住職の身ではありますが、ある時、今まで自分のお寺でお勤めしたことのなかった法要を開きたいと住職に提案しました。その時に住職から「お前の好きなようにやりなさい。すべてまかせる」と言われたことで、私の心はより確かなものとなり、そして大きな力をいただいたように思えました。
 すべてをまかせる、と一口にいっても、それはなかなかの一大事です。しかし、だからこそまかされる方は必ずやり遂げようと思えます。
 細かな心配よりもむしろ「まかせる」の言葉をこそ、待っている人がいます。
 そして、いつかこの世を去る私たちにとって、どんなことであっても誰かを信じて「まかせる」と言えることこそが、本当の喜びなのではないでしょうか。
 「南無阿弥陀仏」の「南無」は、まさに「おまかせします」ということです。
 阿弥陀様に極楽浄土への往生をただひたすらおまかせする、それが南無阿弥陀仏と申すお念仏です。
 阿弥陀様はまだ仏になられる前に「お念仏申すものを必ず救う」という誓い・「本願」を立てられ、その誓いを果たされ仏となられました。救いのすべてを、お念仏の一行に込めてくださいました。
 阿弥陀様ののぞみはただ一つ、私たちがそのお念仏を申して、私たちを極楽浄土へ迎えることです。
 私たちの「おまかせします」の気持ちを、お念仏の声を、待ってくださっているのです。
 すべてをまかせること。
 (こと)に、後生をまかせること、それは人生で一番の大事です。
 つまり阿弥陀様にすべてをおまかせすれば、その思いに、お念仏に、応えてくださることまちがいありません。
 またそうすることで、私たちの中になにものにも代えがたい大きな安心が得られ、その安心こそが明るくいきいきとした人生を支え、本当の喜びをもたらしてくれます。
 自分のことについて、自分自身で考えるということは大切なことでしょう。しかし自分の力の及ばないことについておまかせすることは、もっと大切なことです。
 阿弥陀様にすべてをおまかせし、明るくいきいきとした本当の喜びにあふれる人生を、お念仏とともに生き抜いて参りましょう。

合掌

大阪教区 河北組 清伝寺 宮川孝明