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お墓について

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お墓はお釈迦さまの遺骨を埋葬し、供養するために世界万物の相である、地・水・火・風・空の五大をかたどったまるい塔がその原型です。ストゥーパといいます。そしてお墓は先祖の安住地でもあります。しかし最近は自然葬と呼ばれ、お骨を海や山に撒くことも行われ始めましたし、身寄りのない人たちが共同で立てるお墓、あるいはロッカー形式のお墓というようにお墓も時代背景の変化をともにその形態も、あるいは私たちのお墓に対する考え方も変わってきています。このようにさまざまなお墓ですが、原型は供養のための塔であることを忘れてはいけません。

お墓の種類と形態

お寺にあるお墓のことを寺院墓地と呼びます。それに対し、公営霊園、民営墓地などと呼ばれる公共や民営の墓地もあります。すでに墓地を持っている人、あるいは家にとってはお墓の話は全く興味のない話題であり、まだお墓を持っていない人にとってはそれこそ、お墓の話は最も興味ある話題です。

また地方、地域によってお墓事情はかなり異なりますが、ここではお墓をその種類と形態から見てみましよう。

お墓の種類

  • 寺院墓地/その寺の檀家のためにあり、お寺の境内のお墓を永代使用する。あくまで永代使用であり、土地を買うわけではない。信仰と信頼のもと供養していただける。
  • 公営墓地/都道府県や市町村が管理する墓地で宗旨を問わず、また使用料も手頃なため、抽選等で当たらなければ手にいれられない。
  • 民営墓地/民間企業が管理する墓地。宗旨は問わないものの、使用料は公営にくらべると高い。また民営墓地の中には寺院が管理するものも多く、寺院墓地とは異なり、宗旨なども問わない。したがって檀家になるという条件もない。つまり管理者が寺院であるだけで、あとは民間企業墓地と同じ墓地。

お墓の形態

  • 平面墓地野墓地ともいう。いわゆる普通の墓地のこと。
  • ロッカー式墓地その名のように室内にロッカーのように並べられた墓地で、造り付けの仏壇があり、その下にお骨を入れるスペースがある。2~3個、5~6個入るものなど、大きさはさまざま。利点は建物の中だけに立地のよい都心などにあること。また建物内でも墓石を使う、平面墓地風のお墓もでてきている。
  • 合同墓身寄りのない人たちなどが協力して一緒に入るお墓。

このように都心を中心とした墓不足や、家族を持たない人が増えたことで、お墓の形態などが大きく変化してきています。これからお墓を手にいれたいという方は十二分に検討することが必要になってきているでしよう。

墓石、墓相について

よく墓相をいう人がいますが、墓相学は中国の易学や陰陽道、日本古来からの俗信や迷信が交じり合ってできたものです。ですから墓石の種類や方角などを気にすることは全くありません。また墓石にも善し悪しはありません。大切なのは正しい信仰と、お墓に安住している先祖を思いやる気持ちであることはもうおわかりでしょう。

お墓の取得、移転について

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生きている内につくるお墓のことを寿陵(じゅりょう)といい、寿陵をつくると長生きするなどといいますが、実際には生前にお墓をつくることはそう多くはありません。身内に不幸が起きて、さてお墓がない、あるいは病を患い余命をしったりして、そろそろお墓をということになります。

ですが人は必ず死を迎え、荼毘(だび)に付され、お骨となり、お墓に入ります。ですからお墓がない場合は家族全員で、お参りのしやすさ、無理のない使用料などを考えながら探しましょう。お墓は一度手に入れれば、それこそ永代使用料のことば通り、末代までずっとお世話になるものです。もう一つのわが家と考えて、家族全員で決めるべきものです。

お墓を建てる時期にきまりはありませんが、できれば納骨にあわせた四十九日やあるいは百カ日など、きりのよい時に納骨できるように建てるのがのぞましいでしょう。またお寺内のお墓でない時は、最初にお骨を入れる前に住職にその旨を伝えましょう。

田舎のお寺にお墓があるけれども、遠くてお参りにいけない。それに身内も親戚ももう田舎にはいなくなったので、お墓を移したい。こんなときは田舎の住職、そして現在お世話になっている住職とよく相談してください。お墓は移転することはできないことはありませんが、お寺にとって檀家さんは大切な信者さんです。移転がよいか、あるいは分骨がよいかなど、十二分に話し合いなしでは解決できない問題です。決して結論を伝えるのではなく、初めから相談することをこころ掛けてください。