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宗祖法然上人800年大遠忌念仏行脚が成満!!

1,000人でつないだ30日間600km

宗祖法然上人800年大遠忌念仏行脚が成満!!

「カンッ………」「カンッ………」「カンッ………」。鉦の音が近づいてくる。間もなく網代傘を被った僧侶の一行が、「南無阿弥陀仏」と書かれた幟を持って歩いているのが見えてくる。そして、「なーむあーみだーぶ」「なーむあーみだーぶ」「なーむあーみだーぶ」と、お念仏の声がだんだんと大きく、力強く聞こえてくる――。

新しくなった参道を前進する一行新しくなった参道を前進する一行

念仏行脚がスタートして、ちょうど30日目となる2月23日。東京・大本山増上寺を出発し、東京、神奈川、静岡、三河、尾張、岐阜、伊勢、伊賀、滋賀、京都の10教区を通るルートを、延べ1,000名を超える僧侶・檀信徒でつないで迎えた最終日、大本山清浄華院を出発した一行は、途中、檀王法林寺に立ち寄り、そして総本山知恩院に無事到着しました。三門前では、吉水講員が「宗祖法然上人800年大遠忌和讃」をお唱えする中、三門上から数千枚の散華が撒かれ、一行の到着を華々しく飾りました。そして、阿弥陀堂、御廟を巡拝した後、いよいよ御影堂に。

御影堂では、はじめに全行程踏破者(随伴者)代表の大田弘光さんが、「増上寺を出立して以来、宗祖大師への報恩謝徳をひたすらに念じながら、数多の同信同行と心を一つにし、宗祖のみ教えであるお念仏の尊さを行脚を通じてお伝えしてきました」と到着宣言が述べられると、続いて浄土門主伊藤唯眞猊下御導師により到着式が厳粛に行われ、その後、伊藤猊下より全行程踏破者(随伴者)9名に感謝状が授与されました。

到着式 御門主猊下ご垂示の場面到着式 御門主猊下ご垂示の場面

伊藤猊下はご垂示の中で、「ひたすら念仏を唱え続け、各地で人々に念仏の輪を広げて下さった。それは自身の行であるとともに、人々に勇気と感銘を与える利他の行でもありました。皆さんが歩いた跡には道ができました。念仏の道です。今回の法然上人800年大遠忌で成し遂げられた偉業として長く記録されるでしょう。」と述べられました。

時には雪や雨に見舞われ、行脚の実施が困難になったこともありましたが、おおむね天候に恵まれ、まさに仏天加護のもと、予定どおりの日程を重ねることができました。そして、行脚中はもちろん、温かくお迎えいただいた立ち寄り寺院で、声高らかにお念仏をおとなえすることができ、人から人につなぐことができました。

踏破者は御廟でお勤めをしました踏破者は御廟でお勤めをしました

行脚の参加者をはじめ、各教区・教化団の皆様、温かくお出迎え・お見送りいただいた立ち寄り寺院のご住職ならびに寺族・檀信徒の皆様、行脚の一行を力強く引っ張っていただいた浄土宗青年会の皆様、また吉水講員の皆様、保育園・幼稚園の園児のみんな、本当に多くの方々の熱意に接するとともに、お気遣いとお心配りを頂戴した一か月でした。

法然上人は「お念仏の声するところ、どこもみな私の遺跡となるのです」とおっしゃいました。

門法主揮毫の名号軸と摂益文軸ずっと携行してきた
門法主揮毫の名号軸(右)
と摂益文軸(左)

「遺跡となるお寺を一か所に定めてしまうと、お念仏の教えが遍く広まることはないでしょう。私の遺跡はいたるところにあります。お念仏の行を広めていくことが、私が生涯をかけてすすめてきたことだからです。ですから、お念仏の声するところ、どこもみな私の遺跡となるのです」と。

今回の念仏行脚の一日の行程距離は約20km。東京から京都までの道のりの中、一日たりとも、浄土宗のお寺を訪ねなかったことはありません。立ち寄ることができる浄土宗寺院が存在するということが、まさに先ほどの法然上人のお言葉をうけて、先達の諸大徳による布教教化のご努力によるものだと、改めて強く感じとれた一か月でもありました。

法然上人のご往生から800年経た今日、このような大事業を大禍なく完遂できましたことを改めて法然上人に奉告いたしますとともに、お念仏のみ教えをさらに広めるため、浄土宗関係者一同、さらに邁進していきたいと意を強くしているところです。

★念仏行脚の様子(写真集PDF:4MB)

里見法雄 浄土宗宗務総長 挨拶

里見法雄

東京から京都まで600キロ、「南無阿弥陀仏」のご名号をかざして行脚していただくとともに、伊藤唯眞猊下ご揮毫のご名号、猊下と各大本山ご法主が2文字ずつ書いていただいた「摂益文」の軸を総本山知恩院に納めていただき感謝にたえません。全行程踏破者が全員無事に総本山に到着されたことはまことに喜ばしいことです。この念仏行脚はまさに法然上人800年大遠忌のご正当にふさわしい事業であり、全国の浄土宗教師の教化への気持ちを鼓舞するものでもありました。全行程を踏破された9名の方々はもとより、実行委員会、企画委員会の委員の皆様、行程上でいろいろとお世話をいただいた教区関係者、寺院、そして檀信徒の皆様に対し衷心より御礼申し上げます。ありがとうございました。


水谷浩之 念仏行脚実行委員会委員長・京都教区教区長 挨拶

水谷浩之

到着宣言を聞きながら、皆様のご苦労を思い、胸に迫るものがありました。長い時間をかけて一歩一歩大地を踏みしめて、法然上人への報恩感謝の誠を実践されたことは本当にすばらしいことでした。この慶事が機となり、一宗をあげての総・大本山の大遠忌法要へとつながれば幸せです。



大田弘光 全行程踏破者代表 挨拶

大田弘光

雨の日も吹雪の日もありましたが、全員無事総本山に着けて感激でいっぱいです。到着して顧みれば、歩いたというより阿弥陀様、法然上人が、我々に修行をさせていただいたという思いになっています。道中、私たちを支え、迎えてくださった人々の励ましに、心から感謝するとともに己を反省させられることが多々ありました。法然上人は、私たち僧侶に1日3万遍以上お念仏をとなえよと教えておられます。この行脚を通して、自らそれを実践できるよう努め、また、道中でご縁を結んだ方々にもお念仏をとなえていただければと願っています。

全行程踏破者(随伴者)のみなさん

最初の立ち寄り寺院妙定院に着きました(前列左から)
滋賀教区 甲賀組 善福寺 福住昭孝さん
神奈川教区 中郡組 易往寺 一 真成さん
尾張教区 名古屋組 無量寿院 大田弘光さん
埼玉教区 第四組 圓心寺 侭田昭持さん
滋賀教区 湖南組 従縁寺 太田正雄さん

(後列左から)
東京教区 芝組 観智院 鈴木只単さん
群馬教区 高崎組 西光寺 大澤太善さん
長崎教区 大諌組 九品院 肥高邦秀さん
滋賀教区 神崎組 弘誓寺 加藤善也さん

★念仏行脚の様子(写真集PDF:4MB)


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