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玉桂寺阿弥陀如来立像(胎内納入品)請来について

800年の時を経て、
ゆかりの阿弥陀如来立像(国指定重要文化財)が浄土宗におもどりに

浄土宗は、平成23年、宗祖法然上人800年大遠忌(法然上人の800回忌)を記念して、高野山真言宗玉桂寺(滋賀県甲賀市信楽町勅旨891)に所蔵されている勢観房源智上人(浄土宗総本山知恩院第2世)ゆかりの木造阿弥陀如来立像(重要文化財)を請来することを願い、関係者と協議をすすめてきました。

平成22年1月18日に玉桂寺から浄土宗に所有権を移す契約を両者間で締結、2月1日午前、玉桂寺にて里見法雄浄土宗宗務総長導師のもと遷座式(仏像等の安置場所を移す際に行う儀式)を行い、浄土宗の歴史を伝え、法然上人の思想を紐解く意義深い阿弥陀如来立像が800年の長い年月を経て、本宗におもどりになりました。

この阿弥陀如来立像は、昭和49年5月29日、滋賀県湖南地方一帯で文化庁の主催による「文化財集中地区特別総合調査」が実施された際、同庁の文化財調査官により、玉桂寺の地蔵堂(地蔵菩薩)脇檀で客佛として発見されました。

その後、滋賀県立琵琶湖文化館で専門的な調査が行われ、躰部の内刳り部に胎内納入物があることが判明しました。昭和54年8月、京都国立博物館で木造阿弥陀如来立像の解体が行われ、膨大な文書が胎内納入品として取り出され、佛教大学で詳しい調査研究が行われました。その結果、法然上人の弟子であった源智上人が法然上人の一周忌に際して恩徳に報いるために造立した阿弥陀如来像であることが、胎内に納入されていた造立願文(建暦2年12月24日の日付あり)から判明、そのほか、全国の同志に呼びかけた約5万人の姓名が記された結縁交名(その中には、後白河法皇、後鳥羽上皇、平清盛、源頼朝などの名前もみることができる)も納められていました。

昭和54年8月23日に滋賀県指定有形文化財、昭和56年6月9日には国指定重要文化財に指定されました。

今後は京都市内の佛教大学宗教文化ミュージアムにおいて調査・研究が行われる予定ですが、当面は環境に順応させるため、しばらく収蔵庫に納められます。


(写真)木造阿弥陀如来立像


木造阿弥陀如来立像

※仏師は不明。目を大きく見開き、両頬の肉どりが豊かで張りのあるところや、衣文の彫法に荒けずりの一面もあり、快慶の直弟子の行快作と想定される。


(写真)造立願文(写真)結縁交名(一部)
造立願文
※建暦2年12月、法然上人の一周忌を期して、弟子の源智上人が諸仏諸尊に対して、阿弥陀如来像を造立する願意を記したもの。
結縁交名(一部)
※造立にあたって、源智上人が有縁の人々の結縁をもとめ、その姓名が記された紙。その数は約5万人にのぼる。

写真:2月1日に行った記者発表の様子2月1日に行った記者発表の様子

◎本件に関するお問い合わせ先
浄土宗総務局
〒605-0062 京都市東山区林下町400-8
TEL: (075)525-0479(直通)  FAX:(075)531-5105  Email:somu@jodo.or.jp


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