法然と親鸞

劇団前進座(東京都武蔵野市)は12日午後、京都市下京区内のホテルで、「法然と親鸞」の制作発表記者会見を行いました。
平成19年7月14-31日に京都南座を皮切りに名古屋、東京、大阪を経て全国各地を4年がかりで計約500回2010年春迄公演する予定。 前進座は創立75年の老舗劇団で「親鸞」「法然」「蓮如」など仏教が題材の作品も多い。
この作品は、法然上人800回遠忌(おんき)、親鸞聖人750回遠忌(えんき)を迎える平成23(2011)年を記念して劇化するもの。「遠忌の記念に芝居で参加できれば」と各宗派に相談し、2年前から準備してきた。法然と親鸞をそれぞれ宗祖とする浄土宗、浄土真宗本願寺派、真宗大谷派の3宗派は、「念仏はひとつ」として宗派の垣根を越え、後援する。
物語は、法然の浄土宗開宗に始まり、親鸞との出会いと別れ、越後に流された親鸞が法然の死を乗り越えて布教に力を注ぐ姿を描く。殺人や戦火の消えない現代と混迷の時代に万民平等をめざし、非暴力に徹した2人の上人・聖人の人生とを重ねて、2人の心を今日的に発信します。(3幕、約3時間) 法然を中村梅之助さん、親鸞を嵐圭史さんが演ずる。

記者会見には、親鸞を演じる嵐圭史をはじめ、作家の田島栄、演出の橋本英治らと後援団体である浄土宗の水谷幸正宗務総長、浄土真宗本願寺派の不二川公勝総長、真宗大谷派の熊谷宗惠宗務総長が同席。
浄土宗の水谷幸正宗務総長は「戦争や犯罪が多発する時代に、念仏の教えこそ大事。3宗派が協力し御遠忌を盛り上げたい」と、また、嵐さんは、「今の社会状況の中で、和を願い、人の幸せを願うことを世に提唱する役割を感じている」と語った。




