平成18年『お寺で音楽 2006』
事業報告
概要
宗祖法然上人800年大遠忌を記念して、一昨年に引き続き、「フェスタ デ テンプル お寺で音楽!2006」を、オーケストラは「日本フィルハーモニー交響楽団」、指揮者は新進気鋭の金聖響(キム・セイキョウ)氏、ゲストには「ノッポさん」の愛称で知られる高見映氏、同じく「キミちゃん」こと古家貴代美氏を迎え、8月19日大本山増上寺、8月22日総本山知恩院を会場に開催した。
両会場ともオープニングから天候に恵まれ、増上寺は約800人、知恩院は約600人の一般の子供たちと保護者が集まり、活気あふれるイベントとなった。
詳細

両会場とも、午後2時に開場し、まずは境内各所に設置されたスタンプを集めて巡るスタンプラリーが始まった。子供たちは広い境内を元気いっぱい走りまわり、お寺の雰囲気を十分感じた様子であり、すべてのスタンプを集めると貰える「なむちゃんグッズ」も好評であった。
午後3時、増上寺では大殿前を、知恩院では国宝である三門をそれぞれ舞台に、トランペットなどの金管五重奏によるファンファーレで「フェスタ デ テンプル」が高らかに開幕した。

引き続き、増上寺は光摂殿前、知恩院は大殿、大殿回廊において楽器体験・お寺コーナーそして日本フィルのピックアップメンバーによるミニコンサートが開催された。とくに、チェロ、フルート、トランペットなどの楽器体験コーナーにおいては、日本フィルメンバーの丁寧な指導のもと、子供たちが実際に楽器を鳴らし、初めて音が出たときには、顔いっぱいに笑顔を見せていた。
お寺コーナーでは、浄土宗青年会、淑徳大学ならびに華頂短期大学の学生の方々の協力を得て、パネルシアターの実演や木魚を子供たちにわかりやすく楽しく教えるという催しを行ったところ、ここでも子供たちの笑顔がはじけていた。
三門や境内では、定期的に淑徳大学、京都文教大学の吹奏楽部の演奏があり、観光客も足を止め聞き入るといった場面も見られた。

午後6時からのメインコンサートには、両会場とも約1時間前から大殿前に長蛇の列ができるほどであり、定刻になると内陣に設けられた舞台に日本フィルメンバーと金氏が拍手で迎えられた。
続いて増上寺では20余名の青年僧が、知恩院では数名の青年僧と寺院子弟10名余りが堂内静寂の中、念仏行道でステージに入場した。そして、金氏のタクトに合わせ、念仏の声とオーケストラのサウンドが徐々に融合しながら、オープニングメドレー、「フェスタ デ テンプル序曲」が始まった。

そして、ノッポさんとキミちゃんの「浄土宗、法然上人」についての解説をはじめ、オーケストラの演奏をバックに、二人の タップダンス、音楽物語「ピーターと狼」の朗読、「ドレミファソラシド」のリズム遊び、手話を織り交ぜた「大きな古時計」の合唱と続き、会場が一体となって音楽を楽しむ光景が随所に見られ、 最後のアンコール曲「ラデツキー行進曲」が終わっても、拍手がなかなか鳴り止まないほどの大変な盛り上がりを見せた。
参加した子どもたちや保護者にとって、広大な境内と大きな伽藍の中で法然上人や阿弥陀さまの教えに触れるとともにお念仏を称え木魚をたたき、さらには音楽も堪能するという、思い出深い夏の一日となったようだ。





