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浄土宗ニュース

2017年 3月

浄土宗ニュース
*東日本大震災七回忌
  避難所となった淨念寺(宮城)で法要
  まだまだ辛く苦しい日々 共に
参列者にやさしく語りかける高橋住職
避難所当時の淨念寺本堂
 宮城県気仙沼市の淨念寺(髙橋一世住職)が、東北ブロック浄土宗青年会(中澤宏顕理事長)との共催で東日本大震災七回忌法要を同寺で厳修した。
 気仙沼市は最大震度6弱の揺れと津波に加え、大規模な火災にも見舞われ、死者1214名、行方不明者220名(平成28年10月20日、総務省発表)という甚大な被害に遭った。同寺は地震直後から避難所として本堂を開放し、避難者は最も多いときで300名を数えた。
 法要には遺族、檀信徒のほか、同寺で避難生活を送った地域住民らが多数参列、髙橋住職を導師に浄青会員30名と共に読経した。回向では髙橋住職が、亡くなった同寺檀信徒91名の法名(戒名)を一人ひとり読み上げると、参列者は亡き人を偲び、強く手を合わせていた。
 法要後、髙橋住職は「ようやく災害公営住宅が建ち始めましたが、仮設住宅から移ったといって、これで復興したわけではないと感じています。お念仏がいつもそばにあるということを大切にお受け取りいただき、まだまだ苦しく、辛い日々ですが共に歩んでまいりましょう」と参列者にやさしく語りかけた(写真上)。
 法要の前には、同寺で避難所開設中に避難者の悩みを伺う傾聴ボランティアにあたった神奈川県大和市・佛導寺寺庭婦人の伊藤祐子さんが当時を振り返り講演したほか、浄青会員による雅楽演奏も行われた。

海水が染みた本堂の畳

 法要後、同寺で避難生活を送ったという檀信徒に話を伺った。
 家と共に自身も津波に流され、意識がなくなったものの奇跡的に助かったという後藤善之さん(70)は「住む場所も転々として辛いこともたくさんあったけどさ、今の法要で静かに手を合わせて思ったよ、生きていてよかった」、また、家が津波で流され、淨念寺に最初に避難したという高田俊孝さん(65)は「命からがら本堂にたどり着いたけど、体は泥だらけ。でも住職がそんなこと気にも止めず〝早く入って〟と迎え入れてくれた。この本堂で七回忌を迎えたことは感慨深い」と語ってくれた。

(写真下=避難所当時の淨念寺本堂(平成23年6月撮影)。地震当日から6月まで開放され、子どもから高齢者まで多くの人々が生活を共にした)


*東日本大震災七回忌
  遺族、僧侶、支援者、檀信徒
  様々な想い抱え 各地で回向
回向する僧侶と手を合わせるダイバーら
慶松氏(中央)と潜水支援メンバー
各宗派約20名の僧侶が参列
 東日本大震災で甚大な被害に遭った宮城県南三陸町で1月31日、大阪府堺市・正明寺住職森俊英師と、震災直後から潜水によるボランティアを続ける東京都小笠原村・行行寺信徒の慶松亮二氏(東京都大島町在住・73歳)らが沿岸部や船上で震災物故者の七回忌回向を行った。
 船上での回向は大本山知恩寺の布教師である森師と慶松氏が旧知の仲という縁から、平成23年7月に同布教師会主催などではじめられたもの。4回目となった今回は、諸事情により急遽日程が決まったため布教師会との連携がかなわず、森師と滋賀県東近江市・昌善寺住職久米秀慶師が個人として出仕、慶松氏の知人である西垣隆英師(曹洞宗僧侶)、遺族、慶松氏をはじめとした支援を続けるダイバーら、あわせて30名が参列した。
 一行は午前中、町の北東にある歌津地区の漁港から出港、15分ほどの沖合いで回向し海へ献花した。帰港後、海が見渡せる高台に地域住民らが建立した「鎮魂の碑」に移動し、再び回向。碑には地域で亡くなった方々の名前が刻まれており、亡き人の無念を想い、一人ひとりが焼香をし、手を合わせた。

(写真上=回向する僧侶(写真奥)と手を合わせるダイバーら)

支援者の葛藤

 慶松氏は震災当時、神奈川県内で潜水工事の会社を経営。仕事の合間を縫って南三陸町の海で遺体捜索のほか、遺品回収、がれき撤去などのボランティアを仲間のダイバーと続けてきた。
 7年目の節目を迎え、31日の夜、参列者同士の食事会が開かれた。その席でダイバーの中には「どれだけお役に立てているのか」と活動中の不安を回顧する人もあった。仲間らも同調する中、これを静かに聞いていた南三陸町の住人が「これまで本当に多くの人が来てくれてどれだけありがたかったことか。これからは支援ではなくとも遊びに来てよ」と語りかけると、ダイバーらの表情はすっと和らいでいた。

(写真中=慶松氏(中央)と潜水支援メンバー)

宗派を超え 僧侶・檀信徒が祈り
 選択寺(千葉)

 千葉県木更津市の選択寺(山本恵司住職)で2月11日午後、市内の各宗派寺院でつくる木更津市仏教会(加盟38カ寺)が東日本大震災七回忌・熊本地震慰霊復興祈願法要を営んだ。
 法要は東日本を大地震が襲った2時46分、参列者一同の黙禱で開式。同会会長の山本住職を導師、曹洞宗天性院・番澤剛俊師と日蓮宗妙長寺・山田妙真師を脇導師に、各宗派寺院の住職、檀信徒ら140名が参列して勤められた。
 また、ボランティアとして毎月被災地を訪れている日蓮宗僧侶の市川智啓師が「東北被災地の今」と題し当時の映像などを使って追悼と支援、防災対策を語ったほか、東京・銀座にある岩手県のアンテナショップが出張販売を行うなど、参列者は慰霊と復興支援の半日を過ごした。
 参列者の一人は「多くの方が予期せぬ死を迎えた事実を身をもって実感しました。今からでも現地に行くことが大切だということも教えてもらいました」と語っていた。

(写真下=各宗派約20名の僧侶が参列した)

*僧侶の役目 支援活動で痛感
  東海林良昌師(宮城県塩竈市・雲上寺副住職)が講演
  第28回浄光会新年総会
東海林良昌師
石破茂氏(左端)と豊岡鐐尓浄土宗宗務総長(左から2番目)ら
 浄土宗檀信徒の衆参国会議員と浄土宗で組織し、法然上人のみ教えを基に共生社会や世界平和の実現を推進する浄光会(世話人=安倍晋三衆議院議員・豊岡鐐尓浄土宗宗務総長)が、第28回新年総会を1月24日、大本山増上寺(東京都港区)で行った。会員の国会議員45名のうち、衆議院議員の石破茂氏ら31名と宗内役職者、議員の菩提寺住職など142名が参加。八木季生増上寺法主を導師に、法然上人の忌日法要である御忌を勤め、念仏と「一枚起請文」を唱和、災害や紛争などで亡くなられた全ての方々への回向を行った。
 法要後には新春清談として、宮城県塩竈市の雲上寺副住職東海林良昌師が講演、震災支援活動から見えてきた被災地での寺院・僧侶の役割について語った。
 東海林師は、寺院の書院を開放して避難住民を受け入れた当時の状況を説明。「ご先祖を守ってくれている場所なのできっと助けてくださると思い、お寺にきた」との避難住民の声を聞き、寺院が地域の拠り所になっていると感じたという。この経験から、寺院は日頃から食糧を備蓄しておくなどで、大規模災害時には避難所、地域の支援活動の拠点の一つとなり得ると提言。行政との連携に含みを持たせた。
 また、震災直後の混乱の中、菩提寺の住職がすべての火葬に立ち会えない状況が続いたため、せめてもの供養として、火葬炉前で読経を続けたという東海林師。その際、他の居合わせた遺族から「宗派は違うが、読経してほしい」と依頼された経験をあげ、東海林師は「どんな状況でも、手を合わせて亡き方を見送りたいというご遺族の切実な想いに応えるのが僧侶の役目」と力強く語った。
 そのほか、東北ブロック浄土宗青年会が、檀信徒の農地を借りて米を作付・収穫し、仮設住宅の人々に寄付した活動など、被災地以外の団体による支援にふれ、「様々なアイディアを提案してくださり、支援の形が広がっています。地域内外の方々のご支援が何よりの励みです」と述べた。
 浄光会会員らは、支援活動時の写真を交えながらの東海林師の話に、かみしめるように深くうなずきながら聞き入っていた。

(写真上=震災支援活動から見えてきた寺院・僧侶の役割を語る東海林良昌師)
(写真下=法要で念仏をとなえる石破茂氏(左端)と豊岡鐐尓浄土宗宗務総長(左から2番目)ら)

*ペリリュー島で戦没者慰霊
  浄土宗平和協会
 「国際平和への貢献」を理念に、福祉活動に寄与する寺院・僧侶や、私費留学生への支援を行う浄土宗平和協会(川副春海理事長)が1月31日、パラオのペリリュー島で第2次世界大戦の戦没者慰霊法要を営んだ。
 同島は昭和19年の大戦下、日本軍と米軍による陸上戦の激戦地となり、戦死者は日本軍1万695名、米軍2336名を数えた。
 僧侶、寺庭婦人ら10名の会員は、慰霊碑や墓所で読経、川副師は「いまだに戦争の爪痕が残る島。厳粛な気持ちで回向させていただいた」と語った。

*陽春の中 貴重な文化財を公開
  大本山知恩寺 重文指定を記念し
  4月1日~3日
白砂庭園  京都市左京区の大本山知恩寺(福原隆法主)では、同寺の伽藍(主要建築物)9棟が今春、国の重要文化財に指定されるのを記念し、4月1日から3日間、特別公開を行う。
 期間中、重文指定を受ける伽藍のうち、普段は非公開の釈迦堂、阿弥陀堂の内部を公開。また、公開される大方丈の回廊からは〝桜の新名所〟の呼び声高い白砂庭園の美しい景観を楽しむことができる(写真)。
 宝物館と小方丈では、対照的な二人の仙人を描いた「蝦蟇鉄拐図(がまてっかいず)」や「伝快慶作阿弥陀如来立像」などの寺宝を展示。ほかに、裏千家教授ランディー・チャネル宗榮氏によるお呈茶や、白砂庭園でのバイオリン、箏などによるコンサートも連日開催する。
 公開時間=10時から17時。入場料=千円(お呈茶を受けるには別途500円)。
 問い合わせは同寺=075(781)9171まで。

*“福”よ来い来い
  増上寺で節分追儺式
福豆をまく中村玉緒さんと安藤美姫さんら  2月3日、東京都港区の大本山増上寺(八木季生法主)で恒例の節分追儺式が盛大に行われた。
 北風に冴え渡る青空のもと、八木台下はじめ、女優の中村玉緒さん(写真左から2番目)、元フィギュアスケート選手の安藤美姫さん(同3番目)、元マラソン日本代表の瀬古利彦さんら各界の著名人はじめ一般参加の年男・年女らが、古式豊かに裃をつけ、大殿前の特設ステージから無病息災、災厄消除、開運招福を祈り、「鬼はそと、福はうち」の掛け声に合わせ福豆をまいた。
 福豆だけでなくお菓子もまかれ、中には景品と交換できる「当たり」付きのものも。参加者は“福”を集めようと、持参したビニール袋をたっぷりと広げ、“福”が入ると境内に歓声が響いた。
 また、餅つきや境内の明徳幼稚園園児による鬼退治などの楽しいイベントが落語家の軽妙な司会で進められ、参詣者や昼休みの会社員らでにぎわった。

*本堂のミニチュア模型
  “光る”お茶!?
  オリ寺ナルグッズが話題
知恩院のお茶の形を模したLEDライト
善光寺の「ガチャみくじ」
 寺院から販売されている〝おもしろグッズ〟が話題を呼んでいる。
 京都市の総本山知恩院では、オリジナルで販売している「知恩院のお茶」(ペットボトル 350ミリリットル)の形を模したLEDライト(写真上・税込み750円)を新たに販売。
 大きさは8・5センチで、携帯に便利なサイズ。境内にある売店(泰平亭)で販売しており、参詣者は「光るお茶!?」という物珍しさから、笑みを見せながら買い求めている。SNSでも話題になり現在は品薄状態。大口の場合は4月以降の再入荷後に注文してほしい、と担当者はうれしい悲鳴だ。
 また、長野市の善光寺では1月中旬、国宝の本堂や山門などをかたどった金属製ミニチュア模型とおみくじが、カプセルに入ったガチャガチャ(カプセル玩具販売機)として、土産物などを扱う頒布所に登場した。
 全6種類で、中には金色に輝く〝シークレット〟も。製作に携わった同寺担当者は、「善光寺の思い出作りの一つになれば」と語っている。
 各問い合わせは、知恩院泰平亭=075(541)0245、善光寺事務局授与品課=026(234)3595。

{写真下=善光寺の「ガチャみくじ」は1回500円。何が出るかお楽しみだ(写真提供:善光寺)}

*亡き方とのふれあいを 春彼岸
  3月17日~23日
 春分の日を中日とした7日間を「春彼岸」といいます。お盆と並ぶ大切な仏事の期間で、多くの寺院では法要が勤められます。
「彼岸」は、「かなたの岸」をさし、「此岸」(私たちの生きる世界)の向こう側、つまり阿弥陀さまの西方極楽浄土を意味します。阿弥陀さまはお念仏をとなえる人を漏れなくその極楽に救ってくださり、私たちは先立たれた方々と再会を果たすことができると説かれます。
 浄土宗が拠りどころとするお経の一つ『観無量寿経』には、「日想観」といって、西に沈む夕日の先に極楽浄土を思い描く、という修行が説かれています。春分と秋分は、太陽が真西に沈むことから、それに最も適した日といえます。
 また、法然上人が師と仰いだ中国・唐の善導大師は、「日想観」を実践し極楽往生の願いを新たにするようにと教えられました。浄土宗ではこれにならい、自身の極楽往生を願うとともに、ご先祖の供養を行う法要として、彼岸会が修されるようになりました。
 期間中、お墓参りに出掛ける方も多いでしょう。お花を生ける、好きだった食べ物をお供えする、お線香をたむけ、手を合わせ、「南無阿弥陀仏」とお念仏をとなえる―。お浄土にいらっしゃる「あの方」に思いを馳せる大切な機会です。


俳 壇 歌 壇 投 稿 記 念 品

 浄土宗新聞では、俳壇・歌壇コーナーに投稿をいただき、「俳壇・歌壇選」に選ばれた方には5ポイント、その他掲載になった方には1ポイントを贈呈しています。ポイントは貯まった数に応じて、お好きな景品と交換できます。
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        /てらこやブックスからご希望の一冊
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        /オリジナル一筆箋
8ポイント・・・絵本ジャータカ物語
10ポイント・・・日常勤行式CD/ニコニコ阿弥陀如来タンブラー
※てらこや、なむブックスの詳細は取得ポイントと共にご案内します。
 
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