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米国同時多発テロに対する浄土宗の声明

9月11日、米国において発生した同時多発テロにおいて、その犠牲になられた方々及びご遺族には衷心より哀悼の意を表するとともに、お見舞い申し上げます。

非暴力を標榜する私たち浄土宗僧侶は、このたびの米国における同時多発テロに対し、深い悲しみをおぼえました。理由の如何にかかわらず、人を傷つける暴力は許されるものではありません。仏教の祖釈尊は、「人はすべて暴力におびえる。すべての者にとって生命は愛しい。わが身にひきあてて殺してはならない。殺させてはならない」(法句経130)と教えていま


暴力はまことに愚かしい行為であります。それは万人が知るところであります。しかし、人間は神でも仏でもありません。過ちを犯しやすい愚かな生き物でもあります。この愚者であることを良く自覚し、少しでも過ちを減らしていけるのも、また人間であります。 米国はテロリストたちの正体を追及し、報復を行なうと公言していますが、暴力は暴力を生み、相互の報復合戦となって尽きることがありません。報復は新たな悲しみ、憎しみを生み出すのみであります。

釈尊は「実にこの世においては、怨(うら)みに報いるに怨みを以ってしたならば、ついに怨みの息(や)むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である」(法句経5)と説かれています。私たち浄土宗の宗祖法然上人の父君は、夜討ちに合い落命することになるのですが、その時、幼い上人を枕辺に呼び、「遺恨を結ばば、その仇世々に尽き難かるべし」と、あだ討ちが当たり前だった時代に、そのあだ討ちを禁じたのです。復讐をすればそれに対する復讐がまたおこり、そして、それは尽きることがない、と。これは正に釈尊の教えを守った行為でありました。

私たち浄土宗僧侶は、暴力のない、人間同士が信じ合い、愛し合い、助け合う世界が一日も早く来るように望んでやみません。

合掌
平成13年9月25日
浄土宗宗務総長水谷幸正


日本国総理大臣

小泉純一郎様

聖号9月11日、米国で発生した同時多発テロに対し、浄土宗は9月25日別紙の通り声明を発表いたしました。
日本国は米国の報復を支持することを表明していますが、私たち宗教者はたとえどんな理由があろうとも、暴力を支持することはできません。

声明文の趣旨をご理解いただき、戦火が世界に広がらないよう努力をしていただきたく、お願い申し上げます。

聖号9月11日、貴国で発生した同時多発テロによって犠牲となられた方々に心より哀悼の意を表しますとともに、その遺族、また傷を負った方々に心よりお見舞い申し上げます。

私たち浄土宗は、この同時多発テロに対し深い悲しみをおぼえました。そしてまた、なんと愚かなことだろうと人間の愚かさにやりきれない哀しみをおぼえました。

暴力は人間の犯す最大の愚かさであります。暴力から平和は生まれません。私たちはこのテロに対する報復を最もおそれております。報復をすれば同じような悲しみが世界に広がります。

浄土宗は9月25日、別紙のような声明を発表いたしました趣旨をご理解いただき、貴国大統領に伝えていただきたくお願いする次第であります。

浄土宗ニュース

→ 浄土宗米国同時多発テロに対する浄土宗の声明」を表明