浄土宗芸術家協会は、昭和49年、稲岡覚順宗務総長の時代、寺内大吉師を理事長に迎え、今は亡き望月信成、塚本善隆、一田善壽、竹中信常、安井香山各師等錚々たる会員を抱えてスタートしました。
発会後直ちに取りかかった事業は、昭和50年の雑誌『芸術浄土』の創刊です。浄土宗初の総合芸術誌で、宗内だけでなく、一般書店でも販売される異色の仏教誌として高い評価を受けました。
昭和49年には、森爽海師の月影舞踊団が開宗八百年慶讚公演として「日本の光」を渋谷公会堂で上演。昭和51年、第一回浄土宗芸術祭美術展を開館間もない和順会館を会場として開催。以後、京都、東京、名古屋を開催場として毎年巡回してまいりましたが、現在は京都市美術館別館を全館使用して開催しております。又、昭和54年からは協会々員有志による「芸術浄土展」が東京銀座の松屋デパートで開催され、プロ作家達による至芸の作品展は以後隔年で開催され、現在も続いております。
昭和57年の二祖対面像開光記念香積寺法要では、趙樸初・林錦洞両師による縁起由来銅板浄書、及び日中浄土書法展の開催、昭和58年、時の浄土宗ハワイ別院新保義道総監の依頼を受け、ホノルル白木屋にて「ハワイ浄土文化展」を開催。昭和58年には浄土文化興隆の為、浄土宗芸術賞を制定。平成2年、初の浄土宗音楽祭が大正大学大ホールで開催され、第二回増上寺、第三回京都文教大学ホールでの宗門学校、合同合唱祭等、音楽、舞台芸術部門でのレベルの高さを披露することが出来ました。現在この伝統は、毎年開催される会員交流会における音楽部門演奏会に生かされております。この様な協会の活発な活動をレポートすべく、機関紙『芸術浄土だより』を平成3年に創刊。その後、『アートジョウド』と紙名を改め、年1回発行。浄土宗全寺院に配付されており、協会の広報活動としてその活動を江湖に知らしめております。
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平成16年6月22日 浄土宗芸術家協会 会員交流会 |
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