
12月31日 | 除夜 | じょや |
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「除夜(じょや) 」とは「旧年を除く夜」という意味で、12月31日の大晦日(おおみそか) の夜をいいます。
大晦日(おおみそか) の夜、除夜の鐘(かね) は108つきます。
この108の撞き方については、
◇年内に打ち終えて清浄の身となり新しい年を迎える
◇年内に107を打ち年が明けてから最後を打つ
◇大晦日から新年にかけて年をまたいで108を打つ
と諸説あり、地方・寺院により一定ではありません。
除夜の鐘をつき、その音を聞くことによって、この1年のうちに作った罪(つみ) を懺悔(さんげ) し、罪を作る心を懺悔し、煩悩(ぼんのう) を除き、清らかな心 になって新しい年を迎えるのです。
人には108つ煩悩があるといわれています。煩悩とは、愛着(あいちゃく) 、執着(しゅうじゃく) のことで、自分にとって離しがたい、捨てがたい感情(かんじょ う) 感覚(かんかく) のことです。それではなぜ煩悩は108つなのでしょう。次のような百八の数え方があります。
煩悩を除き、新年を迎える、何と素晴らしい行事でありませんか。清浄な心身で、新年を迎えたいものです。「除夜の鐘」が梵鐘(ぼんしょう) のある多くの寺院でつとめられます、菩提寺をはじめ、お近くのお寺でぜひ参加してください。
浄土宗の法要
1月1日 | 修正会 | 正月に修する法要 |
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1月第2月曜日 | 成人式 | |
1月25日 | 御忌会 | 宗祖・法然上人の亡くなった忌日、お徳をたたえる法要(4月に行うところが多い) |
2月15日 | 涅槃会 | お釈迦さまが亡くなった忌日 |
2月27日 | 勅諡記念法要 | |
2月29日 (平年は2月28日) |
鎮西忌 | 2月29日、平年は2月28日 浄土宗の二祖・鎮西聖光上人の法要 |
3月14日 | 善導忌 | 法然上人が師と仰がれた高祖・善導大師の法要 |
春分の日前後 | 春季彼岸会 | 極楽へのあこがれを起こす日 |
4月7日 | 宗祖降誕会 | 法然上人のお誕生法要 |
4月8日 | 灌仏会(花まつり) | お釈迦さまの誕生会 |
7月6日 | 記主忌 | 浄土宗の三祖・記主良忠上人の法要 |
7・8月13日~16日 | 盂蘭盆会 | ご先祖さまをおまつりする日 |
秋分の日前後 | 秋季彼岸会 | 極楽へのあこがれを起こす日 |
10月・11月 | 十夜法要 | 南無阿弥陀仏のみ名を称えて善根を積む法要 |
12月8日 | 成道会(おさとりの日) | お釈迦さまのおさとりの記念日 |
12月 | 仏名会 | 南無阿弥陀仏のみ名を称えて反省する法要 |
12月31日 | 除夜 | 通年 | 施餓鬼会 | 餓鬼等を供養する法要 |