教化資料top
教化資料
4.高僧帰依の徳(6)

上田見宥師の教化資料を掲載していきます

◎上田見宥師により、十徳の該当場所を『勅修御伝』より抽出しています。
◎浄土宗発行の『浄土宗聖典 第六巻』のページ(P)・行(L)を参考に載せました。(編集者)

④高僧帰依の徳(6)
  • 『勅修御伝』15巻4段
    良快僧正(1185~1242)の帰依
    良快僧正は、九条兼実公の子。天台座主も務める。
    顕密兼学の宗匠であったが、
    「宿縁の内に、もようされるにや。
    (法然)上人の勧化に帰し給い、
    厭離穢土の思い深く、欣求浄土の願い懇ろなりしかば、
    偏えに弥陀の本願を信じて、念仏を行じ給い、
    『浅近念仏の抄』を記して、無智の輩をすすめらる。 かの序の言には、

    『浄土宗聖典』第六巻(以下略)P179・L14~P180・L2

    《・・・このたび出離の直道に赴かずば、
    いずれの時か、菩提の正路に向かうべき。
    就中、一生涯の定まりなき事夢の如し。
    五盛陰の待つことある。
    旦(注)とやせん、募とやせん。
    しかるに、煩悩内にもよおし、悪縁外に引(ひ)きて、
    この理に驚く輩すくなく、その勤めをいたす類い希なり。
    頓死まったく若きによらず、重病必ずしも老いを待つことなし。
    誰か定めん、今日その日にあらずとは。
    争(いかで)か知らん、我が身その類にあらずとは。
    無常の告げ、たちまちに来たり、有為の姿、長く隠れぬれば、
    一善の蓄えも無きによりて、三途の底に堕しぬ。
    過去、漫々の流転、すでにかくのごとし。
    未来、永々の輪廻、また然るべし。
    急ぎて、出離の要術を求めよ。
    更に、生死の妄執に著することなかれ。
    爰に、弥陀の念仏は、諸教所讃多在弥陀、
    大恩教主、すでに、この仏を称讃し給う。
    弥陀一教利物偏増し、末代の我等、
    最も、かの国を欣うべし。・・・・」

    P180・L9~P181・L3

    編集者(注) 旦=朝・夜明け

このページのトップへ▲
  浄土宗布教師会
〒605-0062 京都市東山区林下町400-8 浄土宗宗務庁 教学局内
TEL075-525-2200 FAX:075-531-5105