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教化資料> 第一章 法然上人の十徳について>⑤選択本願の徳(30)

上田見宥師の教化資料を掲載していきます

◎上田見宥師により、法然上人の十徳を拝聴しています。

⑤選択本願の徳(30)

念仏の行者は 四修の法を行用すべきの文

引文『往生礼讃』・『西方要決』

私釈段=
「長時は、ただこれ後の三修に通用する・・・慇重もし退せば慇重の行すなわち成ずべからず。無余もし退せば無余の行すなわち成ずべからず。無間もし退せば無間の修すなわち成ずべからず。この三修の行を成就せしめんがために、みな長時をもって、三修に属して修せしむるところなり」例えば、六度波羅密多の修行に於て〈精進〉が他の五度に通ずるがごとし。

『浄土宗聖典』第三巻 P157・L5~10(書き下し文)

編集者(注):
この部分を訳してみます。[長時修(じょうじしゅ)は、後の三修にも当てはまるのです。
慇重(おんじゅう・恭敬の別詞)が、もし減退したら、慇重の行はそこで終りです。無余が、もし減退したら、無余の行はそこで終わってしまいます。無間が、もし減退したら、無間の修行は、そこで終わってしまうのです。この三修の行を成し遂げさせるために、みな長時を含ませ、行わせるのです]
  *通用は、(つうゆう)と読むのですね。
  *慇重(おんじゅう)は、心をこめて尊ぶこと

○例えば、六度波羅密多の修行に於て〈精進〉が他の五度に通ずるがごとし。
ここは、上田見宥先生が、法然上人のお言葉の上に、解説を加えて下さった所です。 六波羅密の修行は、①布施②持戒③忍辱(にんにく)④精進⑤禅定⑥智慧の6つの形があり 精進は、他の5つの修行にも不可欠の要素だということです。

弥陀化仏の来迎 聞経の善を讃歎せず、唯念仏の行を讃歎したまうの文

引文『観無量壽経』『観経疏』散善義

引文=
『観経』の下品上生の段に、慚愧の心のない愚人ながら、命終のとき善知識に遇い、千劫の罪を除くことができた。また合掌叉手して南無阿弥陀仏と称えて五十億劫の罪を除き得た。その時に阿弥陀仏、観音勢至二菩薩と共に、救いのお姿を現わされ、称仏名の故に諸罪消滅し、我来たって汝を迎うと云われた。

同第三巻 P158・L1~8(書き下し文)

編集者(注):
この部分も訳しておきましょう。
[ある衆生がいて、数多くの悪をなしましたが、大乗経典の悪口までは、言いませんでした。このような愚かものは、悪を為していても恥じる心がありません。その衆生が、死なんとする時、教導するものが、大乗の十二部経の題を讃美しているの出会います。お経の名を聞くことに依って、千劫という時間を以て償うべき悪業が除かれました。また、その教導者は、合掌し南無阿弥陀仏と称えさせた。仏名を称えたお陰で、五十億劫に相当する罪が除かれました。その時、阿弥陀佛は、スグにご自分の化身と観音菩薩・勢至菩薩の化身を使いに出し、その衆生の前に行かせました。そして言います。「善男子よ、あなたが、 念仏を称えたから、すべての罪は消え、あなたを迎えに来たのだ、と。]


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