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教化資料> 第一章 法然上人の十徳について>⑤選択本願の徳(34)

上田見宥師の教化資料を掲載していきます

◎上田見宥師により、法然上人の十徳を拝聴しています。

⑤選択本願の徳(34)

雑善に約対して念仏を讃歎するの文

引文『観無量壽経』『観経疏』散善義

『観無量壽経』の「念佛者は、人の世の芬陀利華だ」というくだりです。

(前回の問題解決に)次いで、念佛が最勝の行であるならば、何故上上品で説かずに、下下品で説くのか?について。

『浄土宗聖典』第三巻 P161・L9~P163・L10(書き下し文)

編集者(注):
法然上人の二つ目の疑問です。自問自答という、問答形式で、ものごとを明らかにされるのですね。ここの部分は、『観経』を読み解く上で、重要な場所ですが、長いので、要約して記します。

問い「念佛が最勝の行ならば、何故上上品で説かずに、下下品で説くのか?

答え「まず、念佛は九品のすべてに及んでいます。第4章の恵心僧都の[行の勝劣によって、九品分けられるべきです]という言葉を、参照せよ、と法然上人は、記されています。(同 第三巻 P129・L4~L7(書き下し文)

次に、下下品は、五逆罪に人で、念佛しか滅罪はできません。ですから、極悪最下の人に、極善最上の法を説いています。無明という[迷い]の病は、中道という薬でなければ治し得ない(天台教学)ものです。五逆は、重病の源ですし、念佛は、妙薬で、この薬以外に、この病を治す事が出来ないのです。 次に、密教について。長いので簡単に。皆さんは、『選択集』をご覧ください。
弘法大師は、『弁顯密二教論』に『六波羅密経』を引用して、佛法僧の三宝の内の第2法宝、さらにそれを3つに分けられました。その第3[諸佛諸説の正法]が、引用の部分です。
8万4千の法門を、①経②律③論④般若波羅密多⑤陀羅尼に分類し、相手に依って説き分けます。それらは乳・酪・生蘇・熟蘇・醍醐に喩えますが、その前に、具体的な対象になる人の例を挙げています。
その内の陀羅尼門が、最高のもので、法然上人は、念佛と対比させます。
要するに、念佛に勝るものは無いという傍証に、天台・真言を用いたのですね。
法然上人の知識の、深さと幅を感じさせるところです。


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