浄土宗ニュース:2018年02月

浄土宗宗立学校

鎮西(熊本)男子 春高バレー優勝
女子も全国の舞台で健闘

 1月4日から8日に東京体育館(東京都渋谷区)で開かれた「第70回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)」に、浄土宗宗立学校の鎮西高校(上田道隆校長・熊本市中央区)が男女ともに出場。男子は21年ぶり3度目となる全国優勝に輝いた。
 全国大会常連の男子は9年連続30回目の出場となった。1年生の水町泰杜選手と3年生でキャプテンの鍬田憲伸選手、2人のエースを擁する昨年夏の全国高校総体(インターハイ)王者は、2回戦から登場(1回戦シード)。決勝までの4試合で落としたセットはわずか一つと、他校を圧倒しながら勝ち進んだ。
 8日に行われた決勝・洛南(京都)戦でも、チームはその力をいかんなく発揮。第1セットは先制されたもののすぐに逆転し、25対21で先取。第2セットも連取して迎えた第3セットは、洛南の猛攻で一時はリードを許すも、終盤に逆転、最後は水町が強烈なスパイクを相手コートに叩き込んで試合を決めた。
 2年ぶり2回目の出場となった女子は初戦で四天王寺(大阪)と対戦。第1セットを落としたものの、第2セットを25対17で取り返す。大会初勝利をもぎとりたかったが、第3セットをものにできず、惜しくも敗退となった。
 ストレート勝ちで優勝した男子バレー部は、インターハイとの2冠を達成。鍬田キャプテンは、優勝インタビューで「支えてくれた人たちへの恩返しをしたかった」と喜びの涙を流しながら、感謝の言葉を述べていた。
 平成28年の熊本地震で大きな被害を受けた同校。体育館も半壊し、バレー部は練習場所となる体育館を転々とする日々を過ごしたという。困難のなかでつかんだ全国優勝の栄光。そこにはどのような想いがあったのか、畑野久雄監督に話をうかがった。

本紙4面にインタビュー記事

正月の鏡餅 困窮家庭へ

大本山増上寺・大本山善導寺

 阿弥陀さまからの″福〟を多くの方におすそ分けできないか―。
 きっかけは、日ごろから供物を捧げ供養する増上寺職員の思いだった。同寺ではこれまで、年始の供養が終わると鏡餅を職員で分け合ってきたが、格差社会のなかで貧困家庭が多く生み出されている実情をかんがみ、社会福祉に寄与できないかと思案。
 早速行動に移そうと、浄土宗総合研究所で社会福祉や災害対策の研究を行う宮坂直樹師に相談。フードバンク(食料をニーズに応じ貧困家庭へ配送する団体)を通じて餅を届けることとし、「お福わけプロジェクト」と銘打った。
 宮坂師は支援の輪をさらに広げようと善導寺に相談したところ、同寺は快諾。東京、福岡でプロジェクトが始動することとなった。
 鏡餅は、配布のしやすさ、衛生面などを考慮し、餅業者によって再び蒸された後につき直され、増上寺ではのし餅30枚(切り餅にして960個分)、善導寺では丸餅810個分に再整形された。
 増上寺では、東京都台東区の光照院副住職で、自身も子どもたちへの無料学習支援や食事提供などを行う吉水岳彦師と、同荒川区のフードバンクを通じ、両区域で開かれている「子ども食堂」へ、また、宮城県女川町社会福祉協議会を通じ、東日本大震災によって父子・母子家庭となった家に届けた。
 善導寺は九州内の子ども支援団体などに贈り、後日、「お雑煮にしておいしくいただきました」など、感謝の言葉が多く寄せられた。
 両寺では正月以外の年中行事でも餅を供えることから、今後も継続していきたいとしている。

左:1月11日、宮城県女川町社会福祉協議会へ送る餅の小分け作業を行う増上寺職員ら。宮坂師(左から2番目)と、赤羽海衆総務課長(左手前)を中心にプロジェクトは進められ、送料は東京教区が協力した

右:増上寺本尊に供えられた餅をお下げする同寺職員

・オリジナルキャラ“おこめぶつ”
 活動趣旨やお寺の紹介動画も

 各家庭へ提供される餅には、オリジナルキャラクター「おこめぶつ」が、お福わけの趣旨や両本山を紹介するチラシを同封。QRコードで読み取れば動画での視聴も可能だ。
キャラクターデザインは、「めざましテレビ」内で放送中のショートアニメ「紙兎ロペ」を手がけてきた青池良輔氏が趣旨に賛同し、ボランティアで制作した。
動画へのアクセスはここから。

右:五劫思惟阿弥陀仏像をヒントに誕生した「おこめぶつ」

郵送、FAXなどで回向を募集

災害物故者偲び 六時礼讃

 東北地方の浄土宗青年僧で組織する東北ブロック浄土宗青年会(中澤宏顕理事長=会員数192名)が3月6日、7日「災害物故者追悼 六時礼讃」を仙台市青葉区の西方寺で営むにあたり、全国から回向の申し込みを募っている。
中澤理事長が副住職を務める同市宮城野区の照徳寺は、東日本大震災の津波により甚大な被害を受け、地域の人々や檀信徒が多数亡くなっている。また、一昨年に発生した熊本地震、昨年の九州北部豪雨、台風18号、21号など、度重なった災害に心を痛めたことから、東日本大震災から7年を迎える3月に、災害で亡くなった全ての人々を東北の地で弔いたいと発願、当日会場に赴くことができない人でも供養がかなうようにと、回向の申し込みを企画した。
「六時礼讃」は浄土宗に伝わる法要、修行の一つで、24時間を6座に分け読経、念仏、礼拝を修め、各災害の物故者に向けて追善回向を行う。6日午後3時からの日没法要と、7日午前10時からの日中法要は誰でも参列できる。当日の回向受付も可。
回向の事前申し込みは命日、故人の俗名(生前の名前)、戒名を明記の上、郵送、FAXまたはメールで。無料。

回向申し込み先
六時礼讃事務局(充国寺内)
〒981-0934
宮城県仙台市青葉区新坂町17-1
■問い合わせ:090(5353)0342
■mail:0118shouyo@gmail.com
■FAX:022(234)1271

 3月6日(火)
 午後2時~   開白法要
 午後3時~   日没法要
 午後6時30分~ 初夜法要
 午後10時~   中夜法要
 3月7日(水)
 午前3時~   後夜法要
 午前6時30分~ 晨朝法要
 午前10時~   日中法要
 正午 ~    結願法要

平成23年に青年会が西方寺で勤めた別時念仏会。六時礼讃には多くの青年僧が集い、回向を行う

九州北部豪雨 被災地に義捐金

朝倉、日田市役所で寄託式―浄土宗

 昨年7月、九州北部豪雨により甚大な被害があった福岡県朝倉市と大分県日田市に対し1月11日、浄土宗と総大本山、(公財)浄土宗ともいき財団、浄土宗寺庭婦人会、浄土宗平和協会の連名で募った「台風3号および九州北部豪雨義捐金」の寄託式を行った。
 義捐金は総額2175万7671円。一部を被害のあった浄土宗寺院へ配分した後、両市の住宅被害の割合を基に、朝倉市に1393万5370円を、日田市に597万2301円を寄託することを決めたもの。
 朝倉市役所で森田俊介市長、日田市役所では大塚勇二副市長に、宮林雄彦浄土宗災害対策事務局長から「全国の浄土宗寺院と檀信徒の皆さまからお預かりしました。被災地の復興にお役立てください」と義捐金が手渡された。
 森田市長は「いまだ1100名以上の方が帰宅できない状況ですが、一日も早い復興を目指します」とし、大塚副市長は「多大なるご支援に感謝いたします。皆さんが安心して暮らせるよう、努めてまいります」と感謝を述べた。

森田市長に目録を手渡す宮林事務局長(中央)。能登原賢史大本山善導寺執事長ら宗内役職者が同席

大本山善導寺 開山忌大法要

浄土宗第二祖 聖光上人のご遺徳たたえ

 大本山善導寺(阿川文正法主=福岡県久留米市)を開いた浄土宗第二祖聖光上人の開山忌大法要が3月27日から3日間勤められる。今年で781回忌を迎える。
 筑前香月(現在の北九州市八幡西区)で生まれた聖光上人(1162―1238)は9歳で出家、天台の僧となり、36歳の時に仏像製作を依頼するため上洛。その際に法然上人と出会って浄土宗の教えを学び、法然上人の主著『選択本願念仏集』を授けられた。後、九州に戻ると多くの寺院を建立、その活動から九州地方の古称にちなみ鎮西上人とも呼ばれる。
 期間中、27日は阿川台下御親修による開白法要をはじめ、翌28日まで、九州・沖縄地方各地の寺院住職の代表による法要が勤められ、上人のご遺徳を偲ぶ。

 

学生の「手」でつくる展覧会

大正大学(東京) 公開中~4月8日

 大正大学(大塚伸夫学長=東京都豊島区)で、仏教学科国際教養コース3年生10名が創る展覧会「眠れる慈悲―21世紀の仏教を考える 僕たちの視線、私たちの視界」を開催中。
 授業で行った「慈悲」についての討論で、学生らは人々を救い導く千手観音菩薩とその手をイメージ。千手観音の手と自分たちの手をオーバーラップさせて「慈悲」の意味を写真で伝えようと企画した。国内外で活躍する写真家・公文健太郎氏を招き、学生らの「手」で千手観音の手を表し撮影した。
 授業を担当する太田菜穗子客員教授は「学生が慈悲について一年間考え続けて展覧会を創り上げたことは、今後の彼らの糧になるでしょう」と目を細めた。

■ 開場時間=10時~19時 ■ 場所=大正大学5号館「エスパス空」
■ 閉廊日=2月1~3日、19日、3月3日

学生らの「手」で千手観音の手を表し撮影

チケット販売中

信仰深める仏教音楽
 東京教区寺庭婦人会発足 50周年記念コンサート 

 浄土宗東京教区寺庭婦人会(小野富子会長)が6月27日、サントリーホール(東京都港区)で音楽コンサート「未来に響く み仏のこころ」を開催する。
 寺庭婦人会は、浄土宗寺院の住職夫人などによって組織されるもの。東京教区寺庭婦人会が発足50周年の節目を迎え、仏教音楽・讃歌を聞いて心を穏やかにし、信仰心を育むことを目的に企画した。
 当日は、生涯をオルガンと仏教音楽の研究にささげた故伊藤完夫氏の「ばあらたの岸辺」を東京交響楽団と東京混声合唱団がオーケストラで初演。ほか、大本山増上寺合唱団(有志)らが、さだまさし氏の「いのちの理由」などを歌う。14時開演(13時30分開場)。

・ プログラム
◎声明、礼讃、詠唱
◎オルガン奏鳴曲「讃仏」(作曲・伊藤完夫)
◎合唱:「念仏」「仏はつねに」「いのちの理由」他
◎「ばあらたの岸辺」(作曲・伊藤完夫)

全席指定3000円。申し込みは、住所、氏名、電話・FAX番号を明記の上、FAX=03(4586)9779。問い合わせは「仏教音楽コンサート」実行委員会=TEL 070(4297)5975

俳壇歌壇投稿記念品

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●8ポイント・・・絵本ジャータカ物語/『新版檀信徒宝典 読んでわかる浄土宗』/『じゃあ、
          仏教の話をしよう。』
●10ポイント・・・日常勤行式CD(三奉請・三唱礼)/日常勤行式CD(四奉請・三身礼)/
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