浄土宗ニュース:2019年02月

冬の高校スポーツが熱い! 浄土宗宗立・宗門校

鎮西(熊本)・東山(京都)・正智深谷(埼玉)・樹徳(群馬) 全国大会へ
春校バレー 鎮西高校は男女揃って出場

 1月5日から13日にかけ武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京)で開かれた「第71回日本バレーボール高等学校選手権大会「( 春高バレー)」に鎮西ちんぜい高校(熊本)が男女ともに出場した。 
 男子は前回大会の覇者で10年連続、31回目の出場。初戦、東海大相模(神奈川)、続く崇徳高校(広島)を撃破。準々決勝の近江(滋賀)戦で初めて第2セットを落とすも、気持ちを切り替えファイナルセットを勝ち取り準決勝に進んだ。準決勝、多彩な攻撃を繰り出す清風(大阪)のペースを崩せず苦戦。2セット目に一時逆転するも、速さと高さで圧倒されセットカウント0対3で敗れた。連覇は逃したが、ベスト4。来年こそ再び栄冠を勝ち取ってほしい。
 3回目の出場となった女子。準々決勝まで順調に勝ち進むも、前回優勝校の下北沢成徳(東京)に力及ばず敗退。結果はベスト8と今後の躍進が期待される。

駅伝・サッカー・バスケ全国大会へ

 バレーの他、さまざまなスポーツで宗立・宗門校が熱戦を繰り広げた。各結果は次の通り。
「第97回全国高校サッカー選手権」(12月31日、ニッパツ三ツ沢球技場)
▶1回戦
 丸岡⎧1―1⎫東山
 (福井)⎩1―1⎭
    (PK5―4)
「第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」(12月23日から29日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
▶1回戦 正智深谷100‐66県立草津東(滋賀)、東山75‐60県立四日市工業(三重)
▶2回戦 開志国際(新潟)101‐79正智深谷、福岡第一(福岡)83‐54東山
「第69回全国高等学校駅伝競走大会」(12月23日、京都)
 悲願の初出場を果たした樹徳は、見事完走し39位でゴールテープを切った。2区では区間4位、4区では区間5位と、堂々の成績。今後が楽しみな選手が揃う。

※浄土宗宗立・宗門学校とは…
 浄土宗の教えを建学の精神・教育の理念に掲げ浄土宗と連携する学校。小・中・高、大学など全国に合わせて43校ある。

写真:初出場を果たした樹徳高校陸上部部員たち

宗教の観点から〝思いやり〟を考えるともいきフォーラム 開催

浄土宗ともいき財団 12 月8 日

 社会問題を仏教的視点で問い直すことを目的に、(公財)※浄土宗ともいき財団(佐藤行雄理事長)がシンポジウム「ともいきフォーラム」を12月8日、大正大学(東京都豊島区)で開催、地域住民など約200名が集った。
 テーマは「日本人の危機―心が壊れる日本人」。第1部では宗教学者の山折哲雄氏と宗教社会学が専門の稲場圭信氏(大阪大学大学院教授)による基調講演が行われた。
 その中で山折氏は日本人の宗教心について、「〝私は無宗教〟と言う日本人が増えている。宗教者が仏法ぶっぽうを説いても理解してもらえない時代になってしまった」と危機感をあらわにした。また、災害時のボランティアを例に出し、「現地に行って何かをするということがどれほど大切か、これが寄り添いであり、宗教者はさらに、祈りの姿も必要」と語った。
 続いて稲場氏は「思いやり格差」について触れ、「1970年代、他人を思いやることは社会にとって大きな価値として道徳教育の中で教えられてきた。しかし、その価値観は、利益が優先される時代のなかで、偽善のように捉える人が増えた。ボランティアなどで積極的に他人のために何かしたいという人との間に格差が生まれてしまっている」と指摘。一方で「ボランティア活動を続ける宗教者を見て、心を打たれる学生などもいる。大人が次世代の子どもたちに思いやりをどう伝えていけるかが大きな鍵になる」とした。
 第2部では山折氏、稲場氏のほか老川祥一氏(読売新聞グループ本社取締役最高顧問)、藤本淨彦じょうげん師(浄土宗総合研究所所長)が登壇し、戸松義晴ぎせい師(浄土宗総合研究所主任)をコーディネーターに、パネルディスカッションが行われた。
 老川氏は「最近の事件のニュースでは、自分が悪いのではなく、相手が悪いという考え方が横行しているように感じる。子どものうちに我慢や、思い通りにならないこともあることを教えるべき」と、警鐘を鳴らした。
 藤本師は「法然上人は相手のことを自分の身において考えてみることの重要性を説いている。宗教者がこういったことを提示していけたら」と締めくくった。

※浄土宗ともいき財団とは…
 浄土宗寺院や僧侶が行う社会貢献活動の支援や、家族や命を題材としたフォーラムの開催を通じ、「ともいき精神」の啓蒙に取り組んでいる。

写真:パネルディスカッションの様子。稲場氏は日本人の7割は無宗教と考えているが墓参りなどに参詣する人も7割いる。先祖や神仏へのおかげさまの念が強く、この無自覚の宗教性は利他心につながると語った。

告知 LGBTを考えるシンポ開催 仏教を通じ意識見直す

2月25 日 浄土宗総合研究所が増上寺(東京)で


 浄土宗総合研究所(藤本淨彦所長)が、性的少数者(LGBTなど)への理解を深めるためのシンポジウムを大本山増上寺(東京)を会場に開く。
 「法然上人にみる平等思想—LGBTを考える視座として—」と題し、大正大学仏教学部教授の林田康順師が基調講演を行う。このほか、当事者を交えて性の多様性と生きづらさについて、法然上人の平等思想といった視点からパネルディスカッションを実施する。
 同研究所は、寺院が誰にとっても足の運びやすい場所となり、僧侶が誰にとっても安心できる存在であるためには相応の知識が求められ、謙虚に学んでゆく姿勢が必要としている。
 今回のシンポジウムは昨年6月に刊行した総研叢書そうしょ第10集『それぞれのかがやき:LGBTを知る』に基づいて行う(当日配布あり)。参加無料。自身の意識を見直す機会にしてみては。
【日時】2月25日(月) 13時~17時(12 時30分受付開始)
【会場】大本山増上寺光摂殿講堂
   (東京都港区芝公園4-7-35)
【申し込み・問い合わせ】浄土宗総合研究所
東京都港区芝公園4-7-4 明照会館 4 階
TEL:03(5472 )6571
E-mail:sympo2018@jsri.jp
ホームページ

写真:第10集『それぞれのかがやき:LGBTを知る』

海外でも大晦日を寺院で

一年の自身を振り返る アメリカ・北米開教区本院

 アメリカ・ロサンゼルスにある北米開教かいきょう区本院(後根定璽あとねじょうじ総監)が昨年の大晦日、お念仏をとなえ、礼拝れいはいをする「除夜じょや一時間念仏」を催し、22名が参加した。 アメリカで大晦日は、新年へのカウントダウンの要素が強く、日本のように一年を振り返る習慣は少ない。同院は大晦日をお念仏の中で自身を振り返る契機にと、平成22年から除夜念仏会を開始。同年に行った「五重相伝」(浄土宗の肝要を伝える儀式)の受者を中心に始まり、参加者は年々増えているという。
 初めて参詣する一般市民もおり、十念じゅうねんの作法や木魚の打ち方、礼拝の仕方などの説明の後、灯明とうみょうの明かりで照らされた本堂で、お念仏と礼拝を1時間に渡って勤め、参加者は思い思いに祈りを捧げた。
 参加者の一人は「年の瀬に落ち着いた気持ちでお念仏をおとなえして、心の整理ができた」と晴れやかな表情で語った。

写真:法要後、合掌で写真撮影する参加者ら

物への感謝忘れずに 豆腐に針刺し労ねぎらう

森巖寺(東京) 2月8日

 東京都世田谷区の森巖寺しんがんじ(加藤昌康しょうこう住職)が裁縫上達と、物への感謝の気持ちを込めた「針供養」を2月8日に行う。
 折れた、曲がった、錆びたなどで使わなくなった針の労をねぎらい供養する恒例行事。一般家庭で針を使うことが少なくなった現代では、女性の想いや苦しみを針に託し供養することで、病気平癒や安産成就、無病息災なども願っている。
 例年、多くの人々が思い思いに針を豆腐に刺して供養する。豆腐に刺すのは、お世話になった針が、最後くらいは柔らかいものにといった理由からとか。
 使い捨てが主流の現代、使った物に感謝し供養する心を忘れずにいたい。
● 2月8日(金)
●法要13時30分~
●祈願料1000 円
*祈願申し込みは境内のお守り販売所で13時まで。
【会場・問合せ】森巖寺 淡島堂
東京都世田谷区代沢3-27-1
TEL 03(3421)1730
小田急線・京王井の頭線「下北沢駅」 下車徒歩8分 

写真:使わなくなった針の労をねぎらい供養する恒例行事

お知らせ 福を招く 節分会

 総本山知恩院と大本山増上寺、大本山清浄華院、信州善光寺(長野市)で2月3日、無病息災・開運招福を願う節分が開かれる。
・総本山知恩院
【開始】13時30分
【場所】法然上人御堂 京都市東山区林下町400
TEL 075(531)2111
・大本山増上寺
【開始】12時
【場所】大殿前特設ステージ 東京都港区芝公園4‐7‐35
TEL 03(3432)1431
・大本山清浄華院 ※浄山不動講主催
【開始】13時
【場所】境内広場 京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町395
TEL 075(231)2550
・信州善光寺
【開始】13時30分
【場所】本堂 長野市長野元善町491
TEL 026(234)3591
※大本山善光寺大本願での開催ではありません

2月から浄土宗出版のホームページが利用しやすく!!

浄土宗出版のホームページをリニューアル、さらに利用しやすくなりました!


 僧侶向け、一般向けなど、書籍の分類を細かくし、商品検索をしやすく。売れ筋商品や、よく見られている商品、過去に自分がチェックした商品なども確認できるため追加注文もラクラク。
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75年を経て 慰霊訪問 ソロモン諸島で父を偲ぶ

 富山県高岡市にある極楽寺(内山芳広ほうこう住職)の檀家である鈴木たか子さん(86)が、11月21日から28日にかけて南太平洋に位置するソロモン諸島に赴き、第二次世界大戦で戦死した父・金田清之きよゆきさんをしのんだ。
 (一財) 日本遺族会が主催する戦没者せんぼつしゃ遺児を募っての現地慰霊いれい訪問ツアーに参加したもの。没後75年の歳月を経て、初めて現地を訪れ、悲願のお参りが叶ったという。
 大戦中、激戦となったソロモン諸島の戦いでは日本軍、連合軍合わせて約10万人にのぼる戦死者を出した。このうち昭和18年のクラ湾夜戦で駆逐艦くちくかん「新月」艦長として参戦した清之さんは、326名の乗組員とともに戦死した。
 今回は戦没者遺児9名と関係者ら4名が、戦没者にまつわる場所を巡って故人を偲んだ。24日には、ニュージョージア島のムンダで清之さんはじめ乗組員の慰霊祭を行い、清之さんの故郷・富山県の名産品や極楽寺の散華さんかを手向け、お経の一つ「四誓偈しせいげ」の録音を流し弔った。
 鈴木さんは「父の眠るソロモンの海上に降り立つことができ、感謝の想いで一杯です」と語り、安堵の表情で青い海を見つめた。

写真:鈴木能子さんが第二次世界大戦で戦死した父・金田清之さんを偲んだ

福岡・浄土寺 寺族の絵本が話題


北九州市の浄土寺・松尾善樹住職の長女・松尾知侑ちゆう(ペンネーム= まつつむぎ)さん(29)が昨年11月に作者として出版した絵本『90さいのキヨさん』(文芸社)が、″人のつながり〟が孤独を癒し、生きる力になると気づく絵本として話題だ。
 夫に先立たれたおばあちゃんに、近隣に住む子どもが寄り添い、一緒に過ごすお話。作者自身のこれまでの出会いや縁がもとになり、この絵本が生まれたという。お求めは書店での取り寄せ、またはアマゾンで。

写真:出版した絵本『90さいのキヨさん』

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         『心に沁みる日本のうた』
●8ポイント・・・絵本ジャータカ物語/『新版檀信徒宝典 読んでわかる浄土宗』/『じゃあ、
          仏教の話をしよう。』
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