浄土宗トップページ > Web版浄土宗新聞 > お檀家名店街 > 笑顔と技で地元客に親しまれる寿司の名店 ふじ寿司

お檀家名店街

笑顔と技で地元客に親しまれる寿司の名店 ふじ寿司

2021年05月01日

『にぎり上寿司』(1650円)など寿司各種の他、『エビフライ』(1040円)や『茶碗蒸し』(550円)なども味わえる

山梨県山梨市・称名院檀信徒

山梨県といえば、海なし県であるにもかかわらず、人口当たりの寿司店の数は日本一。マグロの消費量も2位の記録を持つ。何でもその昔、駿河(するが)湾で採れたマグロやアワビなどをしょうゆに漬けて馬に載せ、鎌倉往還や中道(なかみち)往還などをたどって運んだとか。翌朝、山梨にたどり着いた頃には、程よく漬かって旨さ倍増。その味の良さが、今日の寿司店の多さに繋がっているとも考えられそうだ。

その寿司好きの甲州人の舌をも唸らせる名店が、ここに紹介する「ふじ寿司」だ。創業50有余年。初代藤巻さとしさんが実家である当地に店を構えたのが始まり。数年前からは跡を息子さんの辰仁(たつひと)さんが受け継いでいるが、今も仲良くカウンターで握る姿が何とも微笑ましい。笑顔を絶やさず接客に勤しむおかみさんともども、お客さん思いの店であることがひしひしと伝わる。

もちろん、ここでも一番人気はマグロ。それも、キハダの人気が高いのだとか。さとしさんいわく「しょうゆのノリがいいんですよ」というのが理由らしい。山梨の昔の寿司は、ネタの上にしょうゆとみりん、酒を混ぜたタレを塗るのが当たり前だったとか。その名残もあって、今も濃い味付けが好まれ続けているのかもしれない。それでも、今回味わったにぎりのネタは、マグロをはじめ、いずれも新鮮でイキが良く、しょうゆを付け過ぎない方が良さそうだ。

また、山梨は無尽(むじん)と呼ばれる集まりが多いのも特徴的。特定のメンバーが毎月お金を積み立てて食事や旅行を楽しむというものだが、ここでも寿司店がよく利用される。宴席にマグロがなければ始まらないからだ。もちろん、このお店でも、無尽での利用が盛ん。そのため、店の2階にはテーブル席やカウンター席の他に、80人もが一堂に会せる大座敷も備えている。

ちなみに、何よりも心がけていることは、「地域のお客さまを大切にすること」だという。地域に支えられ、かつ親しまれてきたお店ならではの心構えに、感じ入ってしまった。

(ライター:藤井勝彦)

笑顔と技で地元客に親しまれる寿司の名店 ふじ寿司

営業時間=11:00〜14:00、17:00〜21:30
水曜定休(祝日の場合は営業)
駐車場あり
■JR中央本線「山梨市駅」から車で約5分
※価格は税込

〒405-0025 山梨県山梨市一町田中17-2
TEL: 0553-22-0729

一覧を見る

ページのトップへ戻る