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連載・特集

想う気持ちを“かたち”に 作法のキホン(下)

2021年09月01日

秋分の日を中日とした前後3日間をあわせた7日間は秋のお彼岸。お寺での法会(ほうえ)に参加されたり、お墓参りに行かれる方も多いのではないでしょうか。

お彼岸は、ご本尊さまやご先祖さまへ日々の感謝を伝える大切な機会。今号で紹介する作法の基本をおさえ、大切な方と静かに向き合う時間を、よりよいものにしましょう。

お寺にお参りする前に 門前での作法

多くのお寺の入口には、「山門(さんもん)」(もしくは「三門(さんもん)」)があります。

「山門」の呼称の由来は、古来中国では、人里離れた山中にお寺を建てることが多く、その所在を示すために山の名称「山号(さんごう)」をつけていたから。日本でも比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)が創建され、次第に一般のお寺にも「山号」がつけられるようになり、ここからお寺の門を山門と呼ぶようになったといいます。

一方、総本山知恩院(そうほんざんちおんいん)や大本山増上寺(だいほんざんぞうじょうじ)の門は「三門」と呼ばれます。これは「三解脱門(さんげだつもん)」を略した言い方で、仏さまを祀(まつ)るお堂をさとりの境地(解脱(げだつ))に譬(たと)え、そこに至るために三つの入り口があることを門になぞらえたものです。

山門(三門)はいわば家における玄関。ここをくぐれば仏さまのいらっしゃる聖域です。門の前で「お参りさせていただきます」の気持ちで手を合わせ、一礼してから入りましょう。

門前での作法

想いをお香に託して お焼香の作法

お寺にお参りしたときにするお焼香(しょうこう)。「香は仏の使者」と言われ、仏さまやご先祖さまに対する私たちの想いをお香の煙に託して届けるという意味もあります。日頃の感謝や伝えたい気持ちを込めて、丁寧にしましょう。

焼香1

合掌し、数珠を両親指に掛け、ご本尊さまに礼をします。

焼香2

数珠を左手首に掛け、右手の親指と人差し指、中指の3本でお香をつまみます。つまんだ右手を裏返し、左手を右手の下に添え、眉間の高さほどまで持ち上げます。

焼香3

香炉(こうろ)の炭の上に丁寧にお香をくべ、ふたたび合掌して礼をします。

回数に厳密な決まりはありませんが、1回であれば一心に仏さまや故人へ真心を伝える、3回であれば仏・法(仏さまの教え)・僧(仏さまを信じる人々)の三宝(さんほう)を供養する、などの意味があるとされます。大勢の方が参列されている場合は、真心を込めて1回お焼香しましょう。

 

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