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善導大師癒石庭園 新潟・善導寺

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よみがえった浄土庭園
善導大師癒石庭園 新潟・善導寺

2021年12月01日

善導寺「善導大師癒石庭園」の様子

令和3年10月、新潟県上越市の善導寺(吉田昌基(しょうき)住職)に往時の庭園が装い新たに復元された。同寺は高田藩主の信仰のよりどころとなってきた由緒ある寺院。旧本堂脇にあった庭園は長い間放置されていたが、同寺元檀家総代の石黒康嗣(やすつぐ)氏が発願(ほつがん)し、私財を投じて回遊式浄土庭園を見事に復元させた。

前からあった木々、祠(ほこら)、石塔、池など以前の面影を残しながら改修した。また、近隣の豪農から鞍馬石他500トン余を譲り受けて景石(けいせき)として用い、四畳半の野点(のだて)の茶所(ちゃどころ)も新設。全体で約400坪、『阿弥陀経』の一節「四辺に階道、上に楼閣(ろうかく)、宝池の中に蓮華(れんげ)」をかたどった極楽浄土の庭園が現出した。石黒氏が、法然上人の師で中国唐時代の僧・善導大師(ぜんどうだいし)を崇拝しており、また、ここに立つと日頃の憂さや煩わしさが自然とかき消される癒しの効果があるところから、「善導大師癒石(ゆせき)庭園」と名付けた。

将来、旧本堂をお休み処として浄土庭園を鑑賞する市の観光コースに組み入れる計画があるという。

同寺の吉田住職は、「自然と人工の庭が一体となり、寺と地域になじんだ名所になってくれれば」と語った。

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