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第9回法然 共生(ともいき)フォーラム 開催報告

「法然共生(ともいき) フォーラムin名古屋」~いのちを慈しむ知恵~

第9回目の法然共生フォーラムも、お陰様をもちまして、多くの方のお申し込みとご参加をいただき、盛会裏に終了いたしました。

今回のテーマ:「生物多様性と縁起―共生とは何か―」

日時 平成22年9月17日(金) 18時30分~21時30分
会場テレピアホール(名古屋市東区東桜)
内容18時30分開会挨拶・浄土宗大遠忌記念事業の活動紹介
<第1部>ともいきがたり
「共生とは何か」
梅原 猛(哲学者、「法然上人をたたえる会」会員)
19時40分<休憩>
19時55分 <第2部> ともいき談義

福岡伸一(青山学院大学教授・分子生物学)
田中優子(法政大学教授・日本近世文化)
袖山榮眞(浄土宗僧侶、東海学園大学学長)
高田公理(佛教大学教授)※コーディネーター

梅原 猛

第1部の“ともいきがたり”では、「共生とは何か」と題し、東海学園の前身である東海中学卒業の梅原さんが、当時の校長であった椎尾弁匡師に”ともいき”の教えを受けたことを語りながら、「デカルトの哲学からはじまった現代の西洋科学文明・人間中心主義では、環境問題や生物多様性は解決できない。これからは草木国土悉皆成仏という考え方である日本の共生の思想こそが大切である」と強調されました。


第2部

第2部の“ともいき談義”では、佛教大学の高田公理さんの進行で、福岡さんが提唱している「動的平衡」という生命観を説明しながら、「生き物の身体は、食べているものの粒子によって半年から一年で入れ替わっている。生命は流れている。私の中を環境が通り抜け、巡っている。それは”ともいき”の考え方と合致している」と。
続く田中さんは、江戸時代の連句が、発句から色々な人によってつなげられていくが、そこには前の句に離れすぎない、つきすぎない、関わりながら別のものになっていくことを語り、「江戸社会は衣食住すべてが完全に関わった循環社会で、無駄がなかった」と“因縁生起”という言葉を使って、現代人の暮らしと比較されました。続く袖山さんは、「人間がおもいあがっていることを見直す必要がある」と語り、現在、沖縄に生息していた蝶が名古屋や長野で大量に見るようになったのには、温暖化だけではなくガーデニングの影響があることが分かった、と。そして『沈黙の春』を著したレイチェル・カーソンの言葉、「センス・オブ・ワンダー」=「驚きの精神」を忘れてはならないと力説され、その後、出演者による談義が行われました。

主催浄土宗
後援中日新聞社
特別協力法然上人をたたえる会
協力総本山知恩院、大本山増上寺、大本山金戒光明寺、大本山知恩寺、大本山清浄華院、大本山善導寺、大本山光明寺、大本山善光寺大本願

多くのご来場に、心から御礼を申し上げます。

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