浄土宗新聞

藤本淨彦新法主認証式 本山金戒光明寺にご入山

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8月26日に大本山金戒光明寺(=京都市左京区)の第76世法主に推戴された藤本淨彦台下の法主認証式と入山式が10月14日、それぞれ総本山知恩院と大本山金戒光明寺で厳粛に執り行われた。
午後1時から知恩院集会堂で行われた認証式では、浄土宗、知恩院、金戒光明寺の各役職者と藤本台下が住職を務めていた西蓮寺(=山口県周防大島町)関係者ら約50人が参列、浄土門主・伊藤唯眞猊下から藤本台下に法主認証書が授与された。
伊藤門主は、「来たる開宗850年に向けて、藤本台下のもと、皆が協力し合い、金戒光明寺を守り続けてほしい」と賀詞(=お祝いの言葉)を述べられた。
続いて知恩院御影堂で法然上人に法主就任を奉告する法要を勤めたのち、上人の墓所である御廟に向かい遙拝された。
認証式終了後、藤本台下は金戒光明寺御影堂で入山式に臨まれ、参列者らとともに法然上人と同寺歴代上人に入山を奉告された。
藤本台下は入山式の挨拶で、「法然上人の教えを、21世紀の現代まで脈々と受け継いできた金戒光明寺の精神を守るとともに、その教えを現代に発信していくお寺にしたい」と決意を語られた。

総本山知恩院にて、伊藤門主(左)から認証書が藤本新台下へ授与された