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仏事まめ知識 ~ お仏壇のお掃除・お手入れ

    用意するもの

  • 毛バタキ
  • 毛筆 2本(お像用とそれ以外用)
  • 新聞紙
  • 白手袋と軍手
  • 灰ふるい(なければ茶こしでも可)
    と灰ならし
  • 香炉灰
  • 雑巾

    あると便利なもの

  • 金属磨きと不要な布
  • 漆磨き布(写真なし)
  • ロウ取り(写真なし)

まずはお仏壇に向かい、「これからお掃除させていただきます」との思いをこめてお念仏をおとなえしましょう。

次に白手袋をはめて、新聞紙を少し離れたところに敷き、仏壇から取り出した仏具を並べておきます。壊したりしないように手前のものから順番に、慎重に取り出しましょう。

お仏壇のお掃除

全て取り出したら、お仏壇の屋根部分から毛バタキでホコリを払います。せっかくですから、お仏壇の裏側、壁との隙間も綺麗にしましょう。次は扉部分です。細かい細工が施されている場合は、毛筆を使って表面、裏面どちらも払いましょう。金の金具が施されている場合は金箔が剥(は)がれやすいので、軽く毛バタキをかける程度にしてください。内部は、上の段から順番に毛バタキをかけ、からぶきします。汚れが目立つ部分は水ぶきでも構いませんが、湿気が残るとカビが生えやすくなるので、そのあとに必ずからぶきしてください

ご本尊、お位牌のお手入れ

お像は、仏具用とは別に専用の掃除用具を用いましょう。お像専用の掃除用具を準備すれば、その都度購入しなくて済みます。
お像の背中の光背(こうはい)は壊れる可能性があるので取り外さず、そっと扱います。お像の下部を持って、やさしく毛バタキでホコリを払いましょう。
ご本尊が掛け軸タイプのもの、脇侍(わきじ)に観音・勢至両菩薩像や善導(ぜんどう)大師・法然上人像がある場合も同様に毛バタキや毛筆で払います。
お位牌も毛筆でホコリを払い、塗り位牌の場合は市販の漆磨き布で軽く拭きます。このとき、金字で戒名が彫られている場合には、 金の部分に傷がつくのを避けるためなるべく触らないようにしましょう。

お顔にはあまり当たらないようにそーっと。

道具類のお手入れ

お供物をのせる高杯(たかつき)はからぶきし、真ちゅう製の茶湯器(さとうき)、リンなどは、汚れが目立つ場合には金属磨きで磨きます。メッキ類などは、色落ちする場合もあるので注意してください。磨いた後は乾いた布で拭きます。金属磨きを使用するときには手が汚れるので、軍手をはめましょう。茶湯器が陶器の場合は、食器と同じように洗えば十分です。

仏飯器を金属磨きでピカピカに。

ロウソク立てにロウがついている場合は、市販のロウ取りなどを使用すればきれいになります。
香炉の灰は灰ふるいでふるうと、燃え残った線香を取り除くことができるだけでなく、灰がふんわりします。灰は飛び散ることがあるので、風のない日なら縁側や屋外で行うといいですね。

仏具の配置

これで一通り終えたので、取り出した時とは反対に、一番奥のものから順に仏具を元に戻します
まず、ご本尊、両脇侍をお仏壇の一番上の段に安置します。その下の段にお位牌を並べます。お位牌が多いときは、基本的には亡くなった方の年月日が古いものから、ご本尊を正面に右、 左、右、左と中央から外側へ順に並べます。

次に下段中央に香炉を、その左側に花立て、右側にロウソク立てを置きます。 配置はお仏壇の大きさなどによって多少変わります。 詳しくは菩提寺の住職にお尋ねください。

*イラストは一例です。しつらえ方やご供養の形態は地方・地域によって異なることがあります。

日々の心がけ

お仏壇は、阿弥陀さまやご先祖さまがいらっしゃる「極楽浄土」を模す聖なる空間です。
「浄土」といわれるように「浄らか」なところですから、お仏壇は常日頃から清潔にしましょう。 春・秋の 両彼岸、お盆、年末の最低 4回は大掃除をしたいもの。 そうすればホコリが積もっている・・・なんてことはないですよね。

お掃除が終わった後は、新しいお供物とお花を供え、 お線香を焚き、はじめと同じように手を合わせてお念仏することを忘れないように。

阿弥陀さま、ご先祖さまもきっと喜んでくださっています。

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