浄土宗トップページ > 仏事まめ知識 > 総代・世話人・檀信徒会

仏事まめ知識 ~ 総代・世話人・檀信徒会

寺院は、住職(とその家族、あるいは職員など)のみで護持されるものではなく、また護持できるものではありません。檀信徒各家の信仰のともしびを絶やさず、ご先祖の御霊(みたま)を永年にわたってご供養し、お守りしていくには、どうしても檀信徒の方々のさまざまな支えがあってこそ可能となります。あなたの菩提寺が、創建以来長い長い星霜を経た今も存続し、あなたが仏さまの教えにふれ、お墓参りをしたり、各種法要に参列して亡き方に思いを届けたりすることができているのは、その支えのリレーが続いてきたからにほかなりません。

その「さまざまな支え」として、いろいろな活動やお手伝いをしてくださる方が、檀信徒の中にどうしても必要になってきます。それが、「総代」と呼ばれる方、いわば檀信徒の中から選ばれる代表者です。その役割は檀信徒の中心となって檀信徒をまとめ、お寺の運営、護持の広範においてサポートしてくださることです。一般的に、総代は一か寺に数名いらっしゃいます。

また、総代とは別に、「世話人」の役を置く寺院、さらに、総代・世話人を中心とする檀信徒会を組織している寺院もあります。

寺院ではいろいろな行事が行われます。お施餓鬼お十夜といった毎年定期的に行われる行事はもちろん、落慶式(建物を新・改築した際に行うお祝いの行事)や晋山式(新任の住職があらたにそのお寺に入った際、あるいは新住職に就任した際に行う祝賀式典)など多岐にわたりますが、世話人はそうした種々の行事の企画から運営、檀家信徒への連絡、当日のお手伝いなど、お寺の運営を支えるとても大事な仕事を受け持ってくださる方です。

一般の檀信徒の方々の目にはなかなか映りにくいかもしれませんが、実は、寺院の代表である住職を中心に、檀信徒の代表である総代、そして世話人がたが日頃から一丸となって種々の寺務にたずさわってくださっています。総代や世話人は、寺院のことに詳しく、寺族とも顔なじみというように、寺院を中心とした一つの輪を支える縁の下の力持ちと言ってよいでしょう。

このように寺院は、経済的・精神的・物理的に檀信徒のみなさんによって、支えられているのです。みなさんひとりひとりが、あるいは一軒一軒が、総代さんや世話人さんと同じ思いをお持ちいただき、菩提寺の明日を考えくださる――そうすればきっと、ますます素敵で親近感の持てる〝あなたの菩提寺″になっていくにちがいありません。どうか、ご協力をお願いいたします。

ページのトップへ戻る