最新記事一覧
-
令和6年12月
-
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第26回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第4章三輩念仏往生の文② ||味わい -
日本一の茶鑑定士が選んだ絶品のお茶を味わいたい お茶のもりた園
京都府城陽市・正行寺檀信徒 「全国茶審査技術競技大会」というものをご存じだろうか? 1956年から開催されている競技で、全国から選りすぐりの茶師が集まって、茶期、品種、産地、闘茶の4種目を審査しながらお茶の鑑定技術を競うというものである。 その権威ある大会で、3度も全国優勝を果たして農林水産大臣賞に輝いたのが、京都府城陽市の閑静な住宅街に店を構える「お茶のも -
傳通院帰依の阿弥陀さまとご縁を結ぶ 回向柱開眼法要 厳修 文京区・善光寺
東京都文京区の善光寺(宮田恒順住職)が、浄土宗開宗850年を記念して、回向柱を建立、10月22日に慶讃法要と併せて開眼式を営んだ。 これは開宗850年正当にあたり、徳川家康の生母である傳通院の念持仏と伝わる同寺本尊の一光三尊阿弥陀如来との結縁(けちえん)を通じて、お念仏を弘めていきたいと宮田住職が発願し、建立したもの。 堂内に安置されている秘仏の本尊から傳通 -
3宗4派による六時礼讃会 開催 寂源上人一千年遠忌協賛法要 厳修 大原・勝林院
京都市左京区にある天台宗勝林院で10月25日、「六時礼讃会」が厳修された。 これは本年が、同院開基の寂源(じゃくげん)上人の一千年遠忌にあたることから、お念仏の教えを拠り所とする浄土宗、浄土真宗本願寺派、真宗佛光寺派、融通念佛宗の僧侶らが協賛して勤めたもの。 勝林院は、声明(節をつけてとなえるお経)の道場として創建された寺院で、法然上人が他宗の僧侶らと論議し -
能登半島地震被災地支援活動 「おうみ米一升運動」で地域に寄り添う
滋賀教区浄土宗青年会(若山大樹会長)9名が10月26日から28日にかけ、能登半島地震被災地を訪れ、「おうみ米一升運動」で集まったお米の寄託や傾聴活動、復旧作業などのボランティア活動を行った。 おうみ米一升運動とは、同教区内の寺院からお米(仏供米)を募り、フードバンクやボランティア団体に寄託する活動で、貧困問題改善などを願い、平成22年度から始められたもの。今