最新記事一覧
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第23回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第3章弥陀如来余行を以て往生の本願と -
和装のおしゃれはまた別格!伝統守る名古屋のきもの店 優雅なきもの 杉本屋
愛知県名古屋市・高岳院檀信徒 名古屋市最大の繁華街・栄。その中心地から地下鉄で10分ほどの場所に、高岳というエリアがある。大手企業のビルが立ち並ぶオフィス街だが、裏通りは意外にも静かだ。その一角に見えてきたのは、大正14年(1925) から続く、きもの店「杉本屋」。 店の表にはいくつか反物がディスプレイされており、その美しさに魅了されてしまった。 「名古屋は -
令和6年9月
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十夜法要発祥の大本山光明寺 浄土宗開宗850年慶讃法要・十夜法要 10月12日~15日
10月12日から15日にかけて、大本山光明寺(=神奈川県鎌倉市・柴田哲彦台下) が浄土宗開宗850年慶讃法要と十夜法要を勤める。浄土宗開宗850年の正当となる本年、浄土宗の総本山や大本山では、開宗850年を迎えたことを喜びお念仏をとなえ、法然上人に報恩謝徳の想いを捧げることを目的に慶讃法要を勤めており、十夜法要発祥の寺である光明寺では、恒例の十夜法要に合わせ -
2カ寺合同で寺宝公開 長野・西念寺で開催
9月21日から23日に長野県坂城町の西念寺(若麻績実豊住職)と心光寺(塚本誠一住職) が、西念寺を会場に寺宝の展示会を行う。これは、開宗850年を迎えた本年、多くの方がお念仏の教えに触れるとともに、菩提寺や地域の歴史や魅力に思いをめぐらす機会にしてほしいと両住職が企画したもの。当日は、「木造阿弥陀如来座像」(鎌倉時代) など45点以上を展示。拝観無料。 お問 -
寺院を身近に感じてもらうために 5年ぶり 〝子安地蔵尊祭り〟開催 兵庫・善福寺
7月24日、兵庫県三木市の善福寺(善村龍昭住職) が子安地蔵尊夏祭りを5年ぶりに開催し、境内に子どもたちの声が戻ってきた。これは、同寺に祀られる子安地蔵に子どもの健康などを願い、50年以上続けられてきたもの。令和2年より新型コロナの蔓延により中止していた。当日は、数珠繰りや念仏会で、子どもたちがとなえるお念仏が堂内に響いた。また、風船釣りなどのさまざまな催し