連載・特集一覧
-
連載 仏教説話に説かれる植物 第5回 ニーム
人々に寄り添う 聖なる木 ニームは、その強烈な苦み成分に強力な殺菌・防虫作用があることから、インドでは古来「奇跡の木」「村の薬局」と呼ばれ、人々の暮らしに欠かせない聖なる木とされています。 今回は、『ジャータカ』にあるニームにまつわるお話を紹介します。 苦くなったマンゴー 、バーラーナシーの国に4人の兄弟のバラモンがいました。彼らは出家し、ヒマラヤの山中で草
-
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第46回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)を大正大学教授・林田康順先生が解説。 第8章 念仏の行者必ず三心を具足すべきの文⑦ 異なった理解の人々への対応―四重の破人③― 【現代語訳】 引文 (※善導大師『観無量寿経疏』引用の続き)また、浄土往生を目指してお念仏をとなえる者は、次に示す事柄をしっかり理解して、お念仏の教えを非難す -
連載 仏教説話に見られる植物 第4回ハナモツヤクノキ
神が姿を変えた植物 ハナモツヤクノキは、花が炎のように赤く見ることから、インド神話で、火の神・アグニが姿を変えた「聖なる木」とされています。 また、密教の護摩では、薪や供物として使われる非常に重要な植物です。 今回は、『ジャータカ』にあるハナモツヤクノキがモデルとなったお話を紹介します キンスカの木 昔、バーラーナシーという国の王には4人の王子がいました。あ
-
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第45回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)を大正大学教授・林田康順先生が解説。 第8章 念仏の行者必ず三心を具足すべきの文⑥ 異なった理解の人々への対応―四重の破人②― 引文 (※善導大師『観無量寿経疏』引用の続き)また、浄土往生を目指してお念仏をとなえる者は、その教えを非難したり、妨害する者に対しては、次のように説き伝えなさ -
連載 仏教説話に見られる植物 第3回 ゴマ
お釈迦さまの前世を描いた物語『ジャータカ』をはじめ、仏教経典には、数多くの「植物」が登場します。この連載では「仏教説話に見られる植物」と題して、一つの植物を、その物語の情景とともに、紐解いていきます。 第3回目は、小さな一粒に豊かな風味と滋養を秘め、古来、心身を支える「薬」としても重宝されてきた「ゴマ」が登場するお話です。 古典や神話にも登場する植物 ゴマは
-
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第44回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)を大正大学教授・林田康順先生が解説。 第8章 念仏の行者必ず三心を具足すべきの文⑤ 異なった理解の人々への対応―四重の破人①― 引文 (※善導大師『観無量寿経疏』引用の続き)〈質問する〉凡夫は智慧が浅く、さまざまな煩悩がもたらす障りは実に奥深い。もし私たちと異なった解釈をする者や別の行