浄土宗新聞

児童教化の進展・推進に貢献 第46回宗門功労者に 古宇田亮順師

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浄土宗や社会の発展に著しく貢献した僧侶に浄土宗が贈る宗門功労者に、東京都墨田区・西光寺前住職の古宇田亮順(こうだりょうじゅん)師が選ばれた。
古宇田師は、財団法人浄土宗報恩明照会評議員、浄土宗児童教化連盟副理事長、パネルシアター委員会委員など数々の要職を歴任し、浄土宗の発展に貢献。
また、毛羽立った布を貼った舞台に、絵などが描かれた不織布を貼ったり外したりして、話や歌を展開させる表現法「パネルシアター」の創案・創始者として、児童教化の進展と推進に大きく貢献され、その功労により、昭和56年には「正力松太郎賞」(全国青少年教化協議会主催)を受賞した。
パネルシアターは現在、保育や布教の現場で広く活用されている。
表彰式は4月22日、総本山知恩院御影堂で執り行われ、浄土門主・伊藤唯眞(ゆいしん)猊下より表彰状と記念品が贈呈された。
古宇田師は、「このたび宗門功労者に選ばれたことは大変光栄です。これからもパネルシアターが宗内外に広まってくれれば」と謝意を述べた。