最新記事一覧
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第27回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第4章三輩念仏往生の文③ ||味わい -
オルゴールの音色となった浄土宗宗歌「月かげ」 株式会社オルゴール
長野県駒ケ根市・安楽寺信徒 「月かげの いたらぬさとは なけれども ながむる人の 心にぞすむ」 これは法然上人が作られた和歌で、浄土宗宗歌の「月かげ」である。あまねく照らしてくださる阿弥陀如来の慈悲、そのみ光を月の光に譬えて歌いあげられたものだ。この宗歌を編曲し直してオルゴールにしたのが諏訪湖湖畔にあるオルゴール専門工場・株式会社オルゴールである。 会社を立 -
令和7年2月
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大本山清浄華院 浄土宗開宗850年慶讃事業法然上人御廟 落慶開眼法要 厳修
大本山清浄華院(京都市上京区=飯田実雄台下)は、浄土宗開宗850年を記念して同院法然上人御廟(墓所)を改修、1月7日に落慶開眼法要を執り行った。 同廟は1893年に再建されたもので、200年以上の歳月が経ち、傷みが目立つようになったため、浄土宗開宗850年に合わせ、改修を企画。同廟は地盤沈下や瓦のズレ、雨漏りによる白壁の崩壊などが見受けられたが、古材の保存・ -
浄土宗開宗850年 知恩院雅楽会50周年記念舞楽法要 絢爛豪華な稚児の舞い 舞楽法要 厳修 総本山知恩院仏教音楽研究所
知恩院仏教音楽研究所(所長・貴田善澄知恩院執事長)は、令和6年11月30日、総本山知恩院(京都市東山区)の御影堂において、浄土宗開宗850年と知恩院雅楽会50周年を記念した「舞楽法要」を執り行った。 舞楽とは、楽器のみによる合奏「管絃」に対して舞を伴うものをいう。日本古来の音楽と絢爛豪華な装束を身にまとう美しい舞が披露されることから、平安の美意識を現代に伝え -
先代住職の意志 引き継ぎ 旧名越派総本山専称寺本堂・総門 落慶
福島県いわき市の専称寺(遠藤弘道住職)が、令和6年11月29日、東日本大震災で被災し、復旧工事が完了していた国指定重要文化財の本堂と総門の落慶法要を営み、参列者は地域を代表する古刹の復興を喜んだ。 同寺は浄土宗旧名越派の奥州総本山で現在も東北地方を代表する寺院。平成23年に発生した東日本大震災で本堂と総門が全壊判定を受けるなど甚大な被害を受け、災害復旧事業と