浄土宗開宗850〝祈念〟ライブ 常福寺(福岡)でロックフェス開催
5月19日、福岡県北九州市の常福寺(堀田顕英住職)が、ロックフェス「浄土宗開宗850年祈念ライブ小竹TERRAロックフェス―祈り―」を開催し、盛況を収めた。
これは、堀田住職が浄土宗開宗850年を迎えた節目の年に人々の平穏を祈念したいとの思いから発案したもの。
2016年に映画化された「はなちゃんの味噌汁」の著者・安武信吾(やすたけしんご) さんと親交がある堀田師が、安武さんが主催のコンサート「いのちのうた」で、シーナ&ロケッツの故鮎川誠さんの「妻が亡くなった時、何にもやる気が出なかったが、今は妻が悔しくなるぐらい楽しんでやろうと思っている」と話した事に、故人を想っての行為は仏教に通ずるものがある、と感銘を受け、安武さんの協力のもと、昨年から準備をしてきた。
当日は、本堂前に設置されたステージで、堀田住職をはじめとする浄土宗僧侶5人による「声明」 (僧侶がとなえる声楽)から始まり、同市を拠点に活動するダンスグループ「やな③CREW☆」によるパフォーマンスや、ウルフルズのギタリストのウルフルケイスケ氏、ギタリスト兼ボーカリストの三宅伸治(しんじ)氏など5人による演奏が行われ、会場に訪れた200人以上の参加者は席から立ち手を上げて、大いに楽しんだ。