浄土宗新聞

世界平和を願って 浄土宗平和誓願の集い―中四国地区大会― 浄土宗 平和協会

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浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)が6月25日、「浄土宗平和誓願の集い―中四国地区大会」を特別寺院誕生寺(岡山県久米南町)を会場に開催した。
これは、同協会の浄土宗開宗850年慶讃事業で、世界平和実現への意識の高揚を図ることを目的とした法要を全国8カ所で実施しており、今回が3回目。

法要後、挨拶する川中宗務総長
法要後、挨拶する川中宗務総長


当日は、僧侶及び檀信徒約80名が参列。川中光敎宗務総長が導師、服部常信(はっとりじょうしん)岡山教区長、漆間勇哲(うるまゆうてつ)誕生寺住職が脇導師、同教区僧侶が式衆を務め、法要を営んだ。
法要中、川中総長は、宣疏(法要の意趣を述べる文)の中で、経典に説かれる「兵戈無用(『武力を用いない』の意)」との一文を読み上げ、世界平和を祈念した。
法要後、同協会の呼びかけにより、全国の浄土宗寺院から提供された戦時資料を集約した20枚のパネルについて廣瀬理事長が解説、さらに華頂短期大学准教授・伊藤茂樹師による「法然上人立教開宗とその意義―万人救済と平和への希求」と題した記念講演も行われた。