浄土宗新聞

伝承の踊躍念佛で開宗祝う 本山蓮華寺が850年慶讃法要 10月18日

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滋賀県米原市の本山蓮華寺(井澤隆德貫主) が、10月18日に浄土宗開宗850年慶讃法要を営む。
これは、本年、法然上人が浄土宗を開かれて850年を迎えたことを記念し、参列者にその教えに触れてもらい、ともにお念仏をとなえ喜びを分かち合うことを目的としたもの。

2015年の開創1400年法要で奉納された踊躍念佛法要
2015年の開創1400年法要で奉納された踊躍念佛法要

当日10時より、井澤隆德貫主の御親修で、山形県山形市の称念寺・井澤隆明住職を脇導師に法要を営む。法要では、一向上人踊躍念佛同好会による、踊るように念仏をとなえる踊躍念佛が奉納されるほか、11時からは滋賀県甲賀市の誓光寺・奥山善文住職による法話も行われる。
同寺は、1276年に焼失した法隆寺が前身で、一向俊聖上人(1239-1287) によって再建され、蓮華寺と改称された。
上人は、諸国を巡り踊り手が鉦を打ちながら念仏や和讃をとなえる踊り念仏(踊躍念佛)を行いながら民衆の教化に励んだ僧侶で、蓮華寺では、この踊躍念佛を現在も伝承しており、毎月18日の開山忌で奉納している。
井澤貫主は「お念仏は、歓喜踊躍(喜びの感情が高まり思わず踊りあがること) の教えと言われます。それを表した踊躍念佛をご覧いただける機会なので、ぜひ多くの方に参列してほしい」と語った。

  • 蓮華寺
  • 住所: 滋賀県米原市番場511
  • TEL:0749-54-0980
  • アクセス: 新幹線「米原」よりタクシーで約10分