十夜法要発祥の大本山光明寺 浄土宗開宗850年慶讃法要・十夜法要 10月12日~15日
10月12日から15日にかけて、大本山光明寺(=神奈川県鎌倉市・柴田哲彦台下) が浄土宗開宗850年慶讃法要と十夜法要を勤める。
浄土宗開宗850年の正当となる本年、浄土宗の総本山や大本山では、開宗850年を迎えたことを喜びお念仏をとなえ、法然上人に報恩謝徳の想いを捧げることを目的に慶讃法要を勤めており、十夜法要発祥の寺である光明寺では、恒例の十夜法要に合わせて営む。
十夜法要は、光明寺第9世祐崇上人(1426―1509)が、後土御門天皇の勅許をうけて勤めて以降、他の浄土宗寺院でも広く勤められるようになった。
法要は長く声を引く独特な節回しで念仏や『阿弥陀経』などをとなえる引声を用いて勤められる。
12日は、柴田台下を導師、神奈川県川崎市の一行寺・吉水智栄住職、同県横浜市の宗忠寺・夏見裕住職を脇導師に慶讃法要を営んだ後、17時から十夜法要の開白法要を勤める。
13 、14日には、神奈川教区内寺院の住職が唱導師を勤める日中法要が営まれ、その30分前から、光明寺のほど近くに建つ九品寺から同寺まで練行列が行われるほか、17時半から稚児による礼讃舞の奉納も。期間中の各日、光明寺布教師会の布教師による法話も行われる。