浄土宗新聞

令和6年度 浄土宗総合学術大会 伊藤唯眞猊下が基調講演 京都・佛教大学

講演を行う伊藤猊下

講演を行う伊藤猊下

浄土宗の学術の進展を目的とした研究発表会「浄土宗総合学術大会」が9月12、13日、佛教大学(京都市北区=伊藤真宏学長)で開催された。
本年は浄土宗開宗850年正当の年であることから、浄土門主伊藤唯眞猊下が、「お念佛からはじまる幸せ―源智上人の誓願」と題して基調講演をされた。
伊藤猊下は、法然上人の弟子・源智上人が師への追善のために誓願を起こし造立した阿弥陀仏立像に納入された交名(造立にあたり結縁した人物を列記したもの)について「僧俗問わず約4万6千名もの交名が集まったことからも、法然上人への人々の報恩の想いをくみ取れる」と語られた。
学術大会には、両日あわせて150名が参加、多くの研究者が自身の成果を発表し、参加者はそれぞれに研鑽を深めた。