浄土宗新聞

京都教区「お念仏のつどい」浄土宗開宗850年慶讃法要 併修 大本山百萬遍知恩寺

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浄土宗京都教区は11月25日、大本山百萬遍知恩寺(京都市左京区)において、浄土宗開宗850年慶讃法要と「お念仏のつどい」を厳修した。

浄土宗開宗850年慶讃法要の様子。当日は県内外から約190名が参列した
浄土宗開宗850年慶讃法要の様子。当日は県内外から約190名が参列した

これは、同教区教化団が毎年主催する恒例行事で、今回は浄土宗開宗850年慶讃法要も併修。

会場となった百萬遍知恩寺は「数珠繰り」発祥の地。慶讃法要後には、参列者と僧侶がともに、数珠玉1080顆、長さ110㍍もの大念珠を膝の上にのせて操り、ひと玉ずつ隣の人に送りながらお念仏をとなえた。

当日は、講談師・旭堂南龍師の記念講談が開催され、参加者には、百萬遍知恩寺と京都教区のコラボとなる限定のご朱印や利剣名号(悪因縁を断ち切るよう字画の端々を剣に模して書いた南無阿弥陀仏)が描かれた特別な蝋燭(百萬遍知恩寺より)などが無料で配布された。

森教区長は「多くの方に法然上人の説かれたみ教えを心に深く受け止めていただき、浄土宗開宗851年目の新たな年を歩んでいただきたい」と思いを述べた。