浄土宗新聞

書籍寄贈で学びを支援 浄土宗平和協会が留学生に書籍寄贈

百萬遍知恩寺・福原台下から希望図書を受け取る留学生

百萬遍知恩寺・福原台下から希望図書を受け取る留学生

浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)では、日本在住の私費留学生による平和や福祉など、幅広い分野での公益活動への取り組みを願い、書籍の購入が経済的に困難な留学生への支援を目的とし希望書籍を寄贈する「ブックギフト」を毎年実施している。

募集対象は、大学・短期大学生などの私費留学生で、「留学生から見た現代日本社会」のテーマでの小論文提出が条件。

その、令和6年度の授与式が、1月18 日に願王寺(愛知県名古屋市)、19日に大本山百萬遍知恩寺(京都市左京区)、26日に大本山増上寺(東京都港区)の3会場で開催。本年は、計18名の私費留学生に希望する図書が手渡された。各授与式の後には、僧侶と留学生の茶話会も開かれ、意見交換が行われた。

書籍を受け取った留学生からは、「将来は平和のために国と国との橋渡しを担いたい」などの抱負が語られたという。