浄土宗新聞

第60回「成人祝賀会」総本山知恩院 新たな門出を祝って

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祝賀式の様子(写真提供:総本山知恩院)

3月26日、総本山知恩院(伊藤唯眞門跡(ゆい しん もん ぜき)=京都市東山区)が、18歳の新成人や、これまで成人式に参加する機会がなかった人を対象に、帰敬式(き きょう しき)を中心とした成人式「成人祝賀式」を開催し17人が参加した。

 帰敬式は、仏教で大切にする仏(仏さま)・法(教え)・僧(教えを共に信仰する仲間) の三宝(さん ぼう)を敬い、それを生涯の支えとして生きることを誓う儀式。古来、仏教徒は、まずこの帰敬式を受けることが習わしとされ、成人祝賀式は、この三宝をやさしく表した「明るく」「正しく」「仲よく」をもとに新たな人生のスタートを踏み出してほしいとの想いを込めて行っている。

 参加した新成人たちは、厳かな雰囲気の中、自らの人生における新たな門出に想いを込めながら、静かに誓いを立てていた。