浄土宗新聞

絃が奏でる多様な響き 大本山金戒光明寺で弦楽四重奏コンサート

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ヴァイオリン2挺にヴィオラ1挺、チェロ1挺による演奏が堂内に響いた

6月1日、(公財)京都コンサートホールが大本山金戒光明寺(京都市左京区)の御影堂で、「弦楽四重奏コンサート“アトリエ王国『旅する王様』”」を開催。子どもからお年寄りまで400名以上が訪れ、演奏を楽しんだ。
 これは、同館の開館30周年記念し、京都市内をクラシック音楽で満たすことを目的に市内の10カ所で開催を予定している「Kyoto Music Caravan 2025」の一環。
 コンサートは音楽劇の形式で進められ、関西を中心に活動する弦楽器奏者グループ「クァルテット・アトリエ」の4人が、芝居を中心に物語を進めながら、その合間に音楽の演奏を披露。訪れた人々は、奏者による愉快なやりとりに笑顔を見せ、演奏が始まると、音楽に合わせ体を揺らしたり手拍子をするなど、コンサートを堪能していた。
 10月26日には、総本山知恩院(京都市東山区)の大方丈(重文)で「グランドハープのデュオコンサート」の演奏を予定している。入場無料。要事前申込。